「ムシ」をテーマに親子で自然環境や生物多様性について学ぶ
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:川崎正己、以下キヤノンMJ)は、10月14日(日)に、栃木県塩谷町の星ふる学校「くまの木」(以下、「くまの木」)で、「ヒトとムシの楽園プロジェクト」を実施し、キヤノングループ従業員とその家族20名が参加しました。
これは、キヤノンMJグループが2010年から取り組む「未来につなぐふるさとプロジェクト」の一環で、NPO法人 塩谷町旧熊ノ木小学校管理組合と協働して、「ムシの楽園」を目指した自然再生活動を行うものです。活動では、「ムシ」を切り口として「くまの木」周辺の自然環境の豊かさ・魅力を子供たちに伝え、自然を思いやる心を育んでいます。
午前中は、竹筒を使った蜂の巣団地作りを行いました。竹筒は、生きものたちに冬越しの場や巣として利用されていることから、生きもの調査によく利用されています。蜂の巣団地の作り方は、太さ1センチ前後の竹を片方に節を残して切り、数本を簾や束にします。さらに切り出した竹をあらかじめ縦に割り観察しやすいように工夫もしました。参加者は、ノコギリとナタを使って竹を切り出し、簾にしました。出来上がった竹筒の簾が思っていた以上に良くできたようでとても満足していました。くまの木の敷地に仕掛ける予定でしたが、皆、持ち帰ることになりました。くまの木の敷地用のものは、スタッフが作成し、来年の春以降、これらの竹を割って生きもの調査を行う予定です。
蜂の巣団地作りに汗を流し、お腹が空いたところで「イナゴの佃煮」を試食しました。最初は「絶対に食べない」と言っていた子供も佃煮作りを手伝ううちに、「おいしい!」といいながら食べていました。参加者は、くまの木のスタッフから佃煮の作り方を学び、その後自宅で食べるために夢中でイナゴ取りをしました。
午後は、ビオトープで生きもの調査を行いました。ビオトープには、越冬のため多くの水棲昆虫が集結していました。採集した種類は、クロゲンゴロウ、タイコウチ、ミズカマキリなど一年を通して見られるものですが、個体数がとても多くなっていて、参加者は、生き物たちが秋の深まりとともに冬の準備に入っていることを実感しました。最後に昆虫採集の楽しみと多くのことを教えてくれた水棲昆虫にお礼と「また来年も会おうね」という思いを込めてビオトープに戻しました。水棲昆虫など小さな生き物たちは、参加者の「幼なじみ」となったようです。
(参考)
■未来につなぐふるさとプロジェクト
http://cweb.canon.jp/csr/furusato/
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http://cweb.canon.jp/csr/donation/index.html
<本件に関するお問い合わせ先>
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
CSR推進本部 CS企画推進部 CSR企画推進グループ
未来につなぐふるさとプロジェクト事務局
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http://cweb.canon.jp/csr/inquiry/index.html