スマホの普及が若年男性の買い物意欲を後押し
― 『R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)』より ―
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松田 武久)は、首都圏在住の18~79歳の男女3,000人を対象に実施した自主調査を用い、「若者の消費意識・実態」について分析を行いました。
今回は、過去のデータと比較して、現代の若者の買い物に対する考え方についてご紹介します。
30年前と比べ、20代では女性だけでなく男性もショッピングを楽しむように
・20代女性は「買い物が好きな方」が8~9割を占め、30年前から大きな変化がみられない。
・一方で、20代男性はこの30年で「買い物が好きな方」が大きく上昇し、2012年頃から7割近くが買い物好きになる。
スマホ保有率UPと同時にネットショッピング利用率もUP
・20代では2010年から12年にかけてスマホ保有率が急上昇、13年にはパソコン保有率を上回り、保有率は9割に達する。2015年では、20代のスマホ保有率は98%となっている。
・スマホの普及と同時に、ネットショッピングの利用も増加。2016年は男性で6割に達し、女性を上回る勢い。
時間・手間も含めたトータルコストを重視して買い物をするように
・同じタイミングで買い物意欲においても「価格は時間や手間を含めたトータルコストで比較」する意識がやや上昇している。
・リアル店舗では「便利な場所にあること」の重要性が高まっている。
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R&D 生活者インサイト
◇スマホの普及で、若者男性も買い物好きに
若者の消費意識・実態をみると、女性の買い物好きは一般的によく聞きますが、この 30年で男性若者でも7割近くが買い物好きになっていることがわかりました。ショッピングの意識・態度をみても、時間や手間も“価格”を含めたコストパフォーマンスとして考える意識が高まり、「便利な場所(アクセスに時間のかからない場所)」にある店を選ぶようになっています。スマホの普及でネットショッピングも利用しやすくなり、男性でも手軽に身近にショッピングができるようになったことが窺えます。
ネットもスマホもなかった昔は目的もなく計画性もなく店舗を見てまわることの多かった買い物。女性にとっては楽しいと思えるそのような買い物も、男性にとっては商品を探し回るのが面倒で苦痛だったと思います。だから、昔は買い物が好きではない男性が多かったのではないでしょうか。しかし、スマホの登場でネットショッピングも普及し、手の平の中で目的買いができるようになりました。面倒な要素が払拭されたことで男性も買い物が楽しめるようになったのではないかと考えます。
「若者の消費離れ」が近年、話題になることが多いですが、買い物に対して消極的な訳ではないので、これからも彼らのニーズを探っていく必要があると思われます。
今回、発表致しましたデータを含む R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)2017単年の集計表を100,000円(税別)にて販売しております。(18~79 才まで性年代別等基本分析軸での集計表アウトプット)
R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)を利用した調査・分析:課題の洗い出しから分析アウトプットまで、R&D スタッフがお手伝いします。
詳細は弊社ホームページ http://www.rad.co.jp/ をご覧ください。
CORE 2017 調査概要
調査名: CORE2017 マスター調査
調査地域: 首都圏 40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: 18~79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期: 2016年10月(毎年1回 10月実施)
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。
会社概要
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL: https://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション/経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
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