リクルート「じゃらん」人気温泉地ランキング2007
株式会社リクルート(本社:東京都中央区 代表取締役社長 兼 CEO:柏木斉)が発行する国内旅行情報誌『じゃらん(関東版・関西版・東海版)』(編集長:成田聖)では、2006年9月、『じゃらんnet』で予約をした全国の方を対象に、温泉地利用に関するアンケートを実施しました。ここに投票結果をご報告いたします。(2007年2月号(12月28日発売)の『じゃらん(関東版・関西版・東海版)』でも、本結果を元にした編集記事を掲載します。
■投票結果の要約
●じゃらん 全国人気温泉地ランキング
〜これまでに行ったことがある温泉地のうち、「もう一度行ってみたい」温泉地〜
第1位「箱根温泉(神奈川県)」 → 1,648票
第2位「由布院・湯平温泉(大分県)」 → 1,501票
第3位「草津温泉(群馬県)」 → 1,300票
第1位には1,648票で「箱根温泉(神奈川)」が輝いた 。交通の便がよく、温泉以外の周辺観光スポットも充実している点、都心から近いわりに自然に囲まれており、街並みに風情がある点など、多岐にわたる魅力を備えているのが強みとなった。
第3位には“泉質主義”を掲げる「草津温泉(群馬)」がランクインしている。箱根温泉・草津温泉ともに、本調査の回答者の約4割を占める関東・甲信越エリア居住者から、特に票数を集めている。
また第2位には1,501票で「由布院・湯平温泉(大分)」が続いた。こちらも街並みや周辺スポットの充実などが支持要因となった。九州エリアをはじめ、東京都など関東居住者からの人気も高く、広域に渡るエリアから多くの票を得ている。
●全国あこがれ温泉地ランキング
〜まだ行ったことはないが、「一度は行ってみたい」温泉地〜
第1位「由布院・湯平温泉(大分県)」 → 3,162票
第2位「登別温泉(北海道)」 → 2,066票
第3位「草津温泉(群馬県)」 → 1,454票
第2位と1,000票以上の差をつけ、堂々の第1位に輝いたのは「由布院・湯平温泉(大分)」。歴史と大人の雰囲気が漂う街並みが高い支持を集める結果となった。由布院温泉は、美術館やおしゃれな雑貨店が点在し、アートな街としても知られており、若い女性からの支持も厚い。
第2位には、「登別温泉(北海道)」が続いた。北海道の豊かな自然や、泉質・効能への興味が要因となっているようだ。第3位には、“泉質主義”を掲げる「草津温泉(群馬)」がランクインしており、旅行者の泉質ニーズの高さがうかがえる結果となった。
上位の顔ぶれをみると、北海道や九州など都心から離れた温泉地が数多く並んでいる。非掲載の本調査のエリア別集計データをみると、「行ったことがある」「もう一度行ってみたい」の設問では居住地近郊の温泉地が上位を占める傾向にあったのに対して、「一度は行ってみたい」の設問では、いずれも居住地からやや遠いエリアが上位にランクインしてくる傾向にある。
また、周辺スポットで遊ぶといったアクティブ志向よりも、温泉でゆっくり過ごすといったリラックス志向での投票傾向があり、近郊温泉地には気軽に行ける一方で、遠出してでもゆっくりと癒される旅もしたいという願望が表れているようだ。
トップ5の選ばれた理由をみると、いずれも「有名なので」が最も多い理由となっている。
●全国来訪経験ランキング 〜「これまでに行ったことがある」温泉地〜
第1位「箱根温泉(神奈川県)」 → 4,409票
第2位「熱海温泉(静岡県)」 → 3,892票
第3位「鬼怒川温泉(栃木県)」 → 3,255票
第1位に輝いたのは「箱根温泉(神奈川)」。第2位には「熱海温泉(静岡)」、第3位には「鬼怒川温泉(栃木)」と続き、トップ3を東日本勢が占める結果となった。
これは、非掲載の本調査のエリア別集計データによると、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、本調査の回答者の約4割が関東・甲信越エリアの居住者であることが影響している。
よく名前が知られていて、アクセスが便利な温泉地に、多くの人が訪れる結果となっている。
また、上位の顔ぶれをみると、第4位の別府温泉郷(大分)、第6位の登別温泉(北海道)、第8位の由布院・湯平温泉(大分)などは、近郊居住者をはじめ広域に渡るエリアから票を集めている。
■調査概要
◎調査時期 :2006年9月5日〜11日
◎調査対象 :上記期間に『じゃらんnet』で宿・ツアーの予約をした全国の男女
◎調査方法 :インターネット上でのアンケートを実施
(予約完了後の画面に、アンケート画面を設置※回答有無は自由)
◎有効回答数 :10,087人
◎対象温泉 :計334の温泉地を選択肢として設定