BSIグループジャパン(英国規格協会)と 株式会社パソナHRソリューション、 サステナビリティ人材育成の加速に向けた ESGサービスの協業を開始
BSIグループジャパン株式会社(所在地:神奈川横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹、以下「BSIジャパン」)、株式会社パソナHRソリューション(所在地:東京都港区南青山、代表取締役社長:牧嶋 和彦、以下「パソナHRS」)は、サステナビリティ経営の促進に向け、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」分野の人材育成に特化した研修プログラム「パソナESGアカデミー」の開発および提供につきESGサービスの協業を開始します。
協業開始の背景
サステナビリティ経営とは、「ESG:環境・社会・ガバナンス」という3つの視点で、長期的に持続可能な社会の実現に向けた経営を指し、さまざまな社会課題が顕在化している中、企業が長期的成長を目指す上で重視すべきだと考えられています。
多くの企業は、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向け、サステナビリティに見識のある人材の採用及び育成に取り組まれていますが、ESGは幅広くまたアプローチも多岐に渡っています。そのため、包括的な理解が難しく、サステナビリティ経営を実現するために必要な従業員の育成が十分でないという課題が見受けられます。
これらを受け、サステナビリティ人材を育成するため、120年の歴史がある国際規格団体であるBSIと、これまで8,000社以上を対象に研修を提供してきた人材開発および組織開発のエキスパートであるパソナHRSが、それぞれの強みを持ち寄り、「パソナESGアカデミー」を開設することになりました。
両社は、「パソナESGアカデミー」を通じ、段階的にそしてあらゆるアプローチを可能とするソリューションを提供することにより、5年後、10年後、30年後の社会を見据え、ESGに習熟したサステナビリティ人材を輩出することを目指しています。
「パソナESGアカデミー」の特徴
知識量や経験の成熟度に合わせて体系的な学習ができるよう、階層を設定しています。
●階層1:サステナビリティ人材に求められる基本的な知識をコンパクトにわかりやすく解説します。全社員向けのSDGs研修をはじめ、パソナHRSのこれまで培ってきた幅広いネットワークを活かしたWWF講師による生物多様性、ダイバーシティ、気候変動などESGの各分野の専門家が、それぞれの特性や取り組みについて、わかりやすく説明いたします。
●階層2:ESGそれぞれのご担当者の方々向けに、ESG各専門領域における国際標準や業界標準の理解を深める研修コースを複数提供します。サステナビリティ関連規格の策定や普及をリードするBSIの知見をもとに、国際標準や業界標準をフレームワークとして活用しながら、サステナビリティ推進体制の構築や進捗を開示するために必要な知識を習得できる研修コースです。目的に応じたコースを受講することにより、参加者の専門性がより高まり、組織全体にその知見を浸透させることが期待できます。
●パーパス経営実践研修:今、世界中でパーパス経営に注目が集まっています。BSIは多数のグローバル企業や研究機関の専門家とともにパーパス主導型組織に関する国際ガイドラインであるPAS 808を策定いたしました。この度、PAS 808に基づいたパーパス経営実践研修コースを日本で初めて開設いたします。本研修では、パーパスを組織に根付かせ、パーパス経営推進体制を築くために必要とされる行動・原則について解説いたします。ディスカッションを通して、パーパス策定から成熟化に向けて組織がとるべきアクションへの理解を深めます。
BSIジャパンとパソナHRSとの本協業により両社は、目前のサステナビリティ人材の育成のみならず、将来を見据えたサステナビリティ経営の足固め等に役立つ研修を提供してまいります。
また、社会全体においても、サステナビリティ人材が増えていくことによって、社会課題の解決に一歩ずつ近づけていくこと、すなわち個人や組織にとどまらず、広く社会を牽引することができる人材の育成を目指してまいります。
パソナESGアカデミーの詳細はこちらをご確認ください。
URL: https://lp.caplan.jp/pasona/esg/academy
パソナHRS 代表取締役会長 石田 正則様のコメント
BSIジャパン社との協業によって、サステナビリティ経営を目指すあらゆる企業に対し、パソナHRソリューションのこれまでのESG分野のベーシックな概要研修にとどまらず、環境経営、人的資本マネジメント、パーパス経営など実践的かつ専門的な分野までカバーした世界標準レベルの研修を提供できることをとても嬉しく思います。
「パソナESGアカデミー」の創設により、BSIジャパンのISO規格を中心とした研修・トレーニングや認証審査における知見と、パソナグループのネットワークも活かし、日本企業の企業価値向上、サステナビリティ経営の実現を目指してまいります。
BSIジャパン 代表取締役社長 漆原 将樹のコメント
パソナグループ社が掲げる「社会の問題点を解決する」といった企業理念に共感し、またソーシャルアクティビスト集団として社会に呼びかけ変革を起こし、社会に貢献するといった行動指針をまさに具現化する活動への、大きな第一歩を一緒に踏み出せたことを誇りに思います。
「人を活かす」といった分野におけるリーダー企業のパソナHRソリューション社とこのような新しい形でのパートナーシップを締結できたことに喜びを感じ、持続可能な社会の実現に貢献しながら、日本を元気にする活動をしてまいります。
BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパンについて
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。設立以来1世紀以上にわたって組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。現在、195カ国、77,500社以上のお客様と取引をしながら、専門家、業界団体、消費者団体、組織、政府機関を含む15,000の強力なグローバルコミュニティと連携しています。BSIは、自動車、航空宇宙、建築環境、食品、小売、医療などの主要産業分野にわたる豊富な専門知識を活用し、お客様のパーパス達成を支援することを自社のパーパスと定めています。気候変動からデジタルトランスフォーメーションにおける信頼の構築まで、あらゆる重要社会課題に取り組むために、BSIはさまざまな組織と手を取り合うことによって、より良い社会と持続可能な世界の実現を加速し、組織が自信を持って成長できるよう支援しています。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム、情報セキュリティサービス、医療機器の認証サービス、製品試験・製品認証サービスおよび研修サービスの提供を主業務とし、また規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。
URL: https://www.bsigroup.com/ja-JP/