オーラルケア社内研修プログラムを実施  当社新入社員の約7割以上が1日3回歯みがき、 フロス・洗口剤使用が習慣化

 ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、職域における歯とお口の健康教育に力を入れており、当社従業員に対しても、定期的にオーラルケアに関する研修や実践の働きかけを実施しています。特に新入社員に対しては毎年、研修プログラムでの啓発を行った後にオーラルケア製品を配付し、意識が高まったタイミングでしっかりと行動変容に繋げられるよう取り組んでいます(※1)。本年の研修では、手鏡を使った演習や、昨年度の新入社員の結果紹介などを行い、より自分ごと化をできるように工夫しました。その結果、研修前後で1日3回歯みがきをする割合が78%(研修前の2.5倍)、デンタルフロスの週1回以上使用割合が70%(研修前の1.6倍)、洗口液の週1回以上使用割合が68%(研修前の2倍)まで上昇しました。当社では、今後とも社内に留まらず、歯とお口の健康の重要性を伝える活動を強化し、人々の口腔健康の実現を目指してまいります。
(※1) 2021年の新入社員研修プログラムの結果については、2021年7月13日発表済み
https://lion-corp.s3.amazonaws.com/uploads/tmg_block_page_image/file/7627/20210713b.pdf

研修プログラムの概要

 研修は、2部構成にて約1.5時間、対面で実施しました。第1部は「今日から始める予防歯科」というテーマで、歯科衛生士がむし歯のメカニズムや歯のみがき方などの基礎的な内容を説明しました。第2部は、事業部より「オーラルケアの習慣化」というテーマで、歯みがき習慣の歴史や、一般生活者やライオン社員のオーラルケア製品使用実態などを説明し、簡単なアンケートを聴取しました。またその際、オーラルケア製品(携帯用歯みがきセット、デンタルフロス、洗口液、舌ブラシ・専用ジェル、タフトブラシ)を配付し、1か月後に再度アンケートを実施しました。

オーラルケア事業部による「オーラルケアの習慣化」の説明(一部)

研修プログラム資料  ライオン歯科衛生研究所

公益財団法人 ライオン歯科衛生研究所による「今日から始める予防歯科」の説明(一部)

研修プログラム資料 オーラルケア事業部

配付したオーラルケア製品

研修プログラム 配付オーラルケア製品

(1) MIGACOTクリニカアドバンテージハミガキ・ハブラシセット
  ハミガキ:医薬部外品 (販売名)クリニカQa
(2) クリニカアドバンテージデンタルフロスY字タイプ1本
(3) NONIOマウスウォッシュクリアハーブミント80ml
  医薬部外品、洗口液 (販売名)ライオンマウスウォッシュCa
(4) NONIO舌クリーナー
(5) NONIO舌専用クリーニングジェル
  (販売名)ノニオ舌ジェルAa
(6) システマデンタルタフト 歯周ポケット集中ケア

 研修の際は、手鏡を配付し、自分のお口の状態をチェックしながら説明を聞くようにしました。また、昨年の新入社員のオーラルケア実態も説明することで、より身近に感じながら聞いてもらえるよう工夫しました。

新入社員を対象にした研修実施結果

 研修実施前後で行ったアンケートの結果は以下の通りです。

(1)平日の1日3回以上歯みがき実施者は、31%から78%(2.5倍)に
 平日3回以上歯みがきする割合は、1か月後時点で31%から78%まで上昇しました。こまめな歯みがきの必要性を理解することで、多くの社員において行動が変わることが実証できました。

図1 平日の歯みがき回数の変化(n=77)

図1 平日の歯みがき回数の変化(n=77)

(2)デンタルフロス・洗口液・舌ブラシ・タフトブラシの週1回以上使用率が1.6倍~3.4倍に
 今回配付したオーラルケア製品の使用率は、いずれも大きく伸びました。研修で重要性を理解した直後に製品が配付されることで、実践への気持ちが高まったと推察します。2022年に初めて配付をした舌ブラシは週1回以上使用者が60%まで伸び、実際にオーラルケア製品を配ることが行動変容のカギであることがわかりました。

図2 オーラルケア製品使用頻度(n=77)

図2 オーラルケア製品使用頻度(n=77)

(3)オーラルケア意識・健康意識が上昇
 研修の前後で、健康への意識、オーラルケアへの意識が向上していることがわかりました(図3)。図4に示した自由回答で、「オーラルケアが全身の健康につながることを学び、将来の健康のためにも歯みがきを意識するようになりました」といったコメントがあるなど、今回の研修がオーラルケアに留まらず、自分の健康を見つめ直す良いきっかけになったことがうかがえます。また、ケアをする重要性を理解することで、歯科医院への定期健診受診や歯みがき行動に対して、楽しさや前向きさを感じるようになっていました。こうしたポジティブな気持ちの変化を起こすことが、習慣化につなげるために重要だと考えます。

図3 健康およびオーラルケア意識の変化(n=77)

平均点:当てはまる(5点)、やや当てはまらない(4点)どちらともいえない(3点)やや当てはまる(2点)
当てはまらない(1点)として算出
図3 健康及びオーラルケア意識の変化(n=77)

図4 研修前と比較してオーラルケアの意識や行動で変化した点(自由回答)抜粋

図4 研修前と比較してオーラルケアの意識や行動で変化した点(自由回答)抜粋

今後の予定

 当社は、次年度以降も継続して新入社員研修プログラムを実施し、オーラルケアの習慣化が促進できるよう、内容をよりよいものに改善していく予定です。また、新入社員だけではなく、中途入社社員に対するオーラルケアのe-learning教育なども充実させ、今後とも全従業員のヘルスリテラシー向上と口腔健康の維持改善を図ってまいります。

参考情報

 新入社員研修で得た知見なども活かし、当社は、企業の従業員様向けのオーラルケアセミナーなどを提供しています。詳細は、法人向けウェルビーイング(健康経営)サポートサービス『おくちプラスユー』を参照ください。

オーラルケアセミナー イメージ

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▼詳細はこちら
法人向けウェルビーイング(健康経営)サポートサービス『おくちプラスユー』
https://oral-kenkou.lion.co.jp/

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