富士ソフト、事業構造の改革強化のため、オラクル製品を採用し、経営プラットフォームを構築
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:白石 晴久、以下 富士ソフト)が事業構造の改革を強化するため、オラクルの基幹業務アプリケーション製品「Oracle E-Business Suite」とビジネスインテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」(以下 Oracle BIEE Suite Plus)を活用し、経営プラットフォームとなる会計システムの全面刷新と経営数値の可視化に成功したと発表しました。
富士ソフトは、携帯電話や家電製品などの制御をおこなう組込み系ソフトウェアや金融や流通系などの業務系ソフトウェアの開発に大きな強みをもつ、独立系のITソリューション企業です。2009年1月には、自社のデータ圧縮技術、インターネットの高速配信技術、ブラウザコントロール技術を組み合わせ、家庭用ゲーム機Wii向けのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「みんなのシアターWii」を開始するなど、自社の技術を集結させたプロダクトの創出にも力を入れています。
同社は、1970年の設立以来、オペレーターやプログラマーなどの派遣事業を主体にビジネスを拡大してきました。しかし、業界環境や顧客ニーズが大きく変化するなか、自社の強みを活かしながらより将来性のある事業へ転換すべく、4年前から事業構造改革に取り組んでいます。
この改革の一環として、富士ソフトは2006年11月、今後の同社を支える経営プラットフォームにふさわしい会計システムの検討に着手しました。富士ソフトではさまざまな選択肢のなかから導入のしやすさ、過去の実績、日本版SOX法や各種国際標準への対応状況、プロジェクト管理に適した原価管理機能、費用対効果などを綿密に検討した結果、これまで使用していた「Oracle E-Business Suite」のバージョンアップを決定しました。導入プロジェクトは2007年3月から開始し、新会計システムは2008年4月に稼動を開始しました。また、同社では経営数値の可視化を目的に、2008年10月から約1ヶ月で「Oracle BIEE Suite Plus」を導入し、「Oracle E-Business Suite」でリアルタイムに得られる会計情報の分析を開始し、現在も機能拡張を続けています。
導入に際しては、ERP導入を行うグループ会社のダイヤモンド富士ソフト株式会社(本社:東京都品川区東品川、代表取締役社長:荒川 出)が全面的に導入にあたり、レガシーシステムとの整合性を保ちながら、会計システムの刷新に至りました。
新会計システムの導入効果
・正確な財務会計情報の早期入手が可能となり、経営の迅速な意思決定を実現
・システムから抽出したデータのスプレッドシートによる加工から、データベースによる一元管理により情報活用が容易となり大幅な業務効率の改善を実現
・同社に意識改革をもたらし、より高度なプロジェクト管理の浸透、手作業から自動化による決算の早期化と人員の再配置、および情報の精度向上を実現
富士ソフトは現在、経営会議や社内の部長以上200人が「Oracle BIEE Suite Plus」を利用して、部門別の貸借対照表や損益計算書などの情報にアクセスして、日々の業務に活用しています。中長期的な視点では、「Oracle BIEE Suite Plus」を会計以外の情報とも連携させ、プロジェクトの引合いから受注、生産から資金回収に至るまでのライフサイクル全体の可視化や将来予測、および積極的なM&A戦略により成長したグループ全体への展開も視野に入れています。
富士ソフト株式会社
設立:1970(昭和45)年5月15日
資本金:262億28万円(2009年3月末現在)
従業員数:6,058名(2009年3月末現在)
おもな事業内容:携帯電話や情報家電向けをはじめとする組込み系ソフトウェアの開発、SaaS事業、セキュリティ、インターネット経由の映像配信、病院向けなどの各種ITソリューション・サービス、インフラ系導入・運用支援、経営支援サービス、アウトソーシング・サービスなどの提供
●関連リンク
「Oracle E-Business Suite」製品概要
http://www.oracle.com/lang/jp/applications/e-business-suite.html
成長企業向けソリューション 情報サイト (中小企業・中堅企業の成長を加速するOracle ERP)
http://www.oracle.co.jp/campaign/mb_apps/products.html?cid=0605GGL0101
「Oracle BIEE Suite Plus」製品概要
http://www.oracle.com/lang/jp/appserver/business-intelligence/enterprise-edition.html
CFO for Tomorrow チャレンジするCFOのための情報サイト − ビジネスインテリジェンス (BI) 基盤
http://www.oracle.co.jp/campaign/cfo/solution/epm/bi/index.html
顧客事例:エイチ・ツー・オー リテイリングの情報活用を促進する戦略的情報インフラを刷新
http://japanmediacentre.oracle.com/Content/Detail.aspx?ReleaseID=129&NewsAreaID=2
●日本オラクルについて
日本オラクルは、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数2,251名(2008年 11月末現在)。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 小林
TEL: 03-6834-4836 FAX: 03-6834-6144 E-mail: Mamoru.Kobayashi@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
YouTube日本オラクル広報チャネル http://jp.youtube.com/user/oraclejapanpr
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