ジボダン社、 食品業界向けに新しいイノベーションプラットフォーム MISTAを立ち上げ
ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、取締役副社長、フレーバー事業部門管掌:増本 聡)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、食品業界向けの新しいイノベーションプラットフォームMISTAを立ち上げたと発表しました。MISTAは、スタートアップ企業と大手企業がアイデアや製品、人材、投資などを最適化するための、インキュベーターやアクセラレーターよりも更に網羅的なオプティマイザーです。
MISTAの施設は2019年初旬にサンフランシスコにオープンする予定です。7,000平方フィート(650平方メートル)の広大な敷地に建つMISTAオプティマイゼーションセンター(MOC)は、製品開発施設や低温殺菌設備、発酵設備をパートナーに開放するほか、市場開拓やリーダーシップ育成などの戦略に詳しい専門家の紹介や、世界的に著名なフードサイエンティストからの情報提供なども行います。
ジボダン社イノベーション担当バイスプレジデントで、MISTAのヘッドを務めるスコット・メイは、次のように述べています。「MISTAは、サンスクリット語で『一口の美味しいごちそう』を意味しますが、その重要な役割は、食物の未来を創る熱意と能力を発揮して、製品イノベーションと開発に的を絞った食品業界の新しいビジネスモデルを創出することに他なりません。」
代替たん白質から、健康やウェルネス、バイオテクノロジーに至るまで、飲料・食品業界は変化が速く、つねに様々な課題が生じています。MISTAは、こうした課題に対する革新的なソリューションへとつながる新しい考え方を企業が構築するための支援を行います。また、大企業と中小企業の双方を対象に、事業拡大のための支援を始め、販売ルートの確保や協業の提案、業務提携先の紹介なども行います。
MISTAにはジボダン社のほか、ダノン社、マース社、イングレディオン社が創設メンバーとして加わるとともに、食品業界における世界トップレベルの様々な企業が戦略的パートナーとして参加し、統合的なイノベーションプラットフォームを形成しています。
MISTAは、ジボダン社が新しいタイプのパートナーとともに、イノベーションに向けたより協調的かつ包括的なアプローチを構築するために立ち上げた数々の取り組みのひとつです。また、MISTAは、ジボダン社の2020年に向けての5か年計画「責任ある成長・成功の共有」の指針のひとつ「成功を共有するためのパートナーシップ」の一部をなすものです。
ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2017年の売上高は51億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、100を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で11,100名を超えます。ジボダン ジャパン株式会社は1973年の設立以来、数十年にわたり日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。
MISTAについて
MISTAは、アイデアや製品、人材、投資などを最適化し、課題を解決するためのエコシステムを世界トップレベルのパートナーとともに構築してきました。MISTAの創設メンバーにはジボダン社を始め、ダノン社、マース社、イングレディオン社などが参加しています。また、スタートアップ企業としては、ワイルドタイプ社、ジェルター社、ファイブサンズフーズ社、アナリティカルフレーバーシステムズ社、シマス社、シェイムレスペッツ社、セヴィラナ社、ドロップウォーター社、ポップ&ボトル社、サンリーズフーズ社、ザ・モキミル社などです。さらに、戦略的パートナーとしては、パイロットR&D社、ニューエッジ社、DRCNOW社、フュレ社、ベターフードベンチャーズ社、グローバルRIFF社、ザ・マーチファンド、ザ・インタートゥワイングループ、NMI社、ハウグッド社などです。詳しくは http://mistafood.com をご覧ください。