【大雨緊急支援】佐賀で感染症や暑さ対策の救援物資を配布

アルコールジェルや扇風機、ランタンなど約20アイテム

降り続く記録的な大雨の影響で、全国各地で土砂崩れや床上・床下浸水などの甚大な被害が発生しています。豪雨の被害を受けた地域では行方不明者の救助活動が続いています。

公益社団法人Civic Force(東京都渋谷区、根木佳織代表理事)が事務所を構える佐賀県でも、河川の氾濫などにより、一時、警戒レベル5にあたる「緊急安全確保」の避難指示が72,114世帯186,006人に発令され、今も多くの方が避難を余儀なくされています。Civic Forceは15日と16日、佐賀県大町町4カ所の避難所(15日16時時点で113世帯233人が避難)に以下の物資をお届けしました。

<15日>
アルコールハンドジェル179本/大判タオル136枚/枕207個/ランタン16個と電池64個/扇風機10個/野菜・フルーツジュース300本 など(ランタンと扇風機は貸与)

<16日>
ジュース・お茶318個/紙コップ300個/割りばし400膳/インスタント味噌汁128食/インスタントスープ(つぶコーン)160食/ドリップバッグ珈琲10P20箱/虫よけスプレー30個/かゆみ止め20個など 

2年前の教訓とコロナ禍の避難所訓練の経験を生かす

大町町と武雄市は、Civic Forceが災害時連携協定を締結している自治体で、2年前の佐賀豪雨で甚大な被害を受けました。大町町では、先回の災害の教訓を生かして、事前に車を退避させている住民が多く、車の浸水被害が比較的少なく済んでいるようです。しかし、ようやく住宅の再建や店の再開を果たした直後に再び浸水の被害にあい、「やりきれない」と肩を落としている方もいました。

大町町とCivic Forceは今月1日、「コロナ禍の避難所はどうなる?」をテーマに避難所体験会を実施。大町の避難所では、この体験会や前回の災害の教訓を生かした避難所運営が実施されていますが、避難生活が長引くと備蓄物資が不足する可能性があります。Civic Forceは、一人でも多くの方に支援を届けるため、引き続き佐賀県での支援を続けていくほか、福岡へも緊急支援物資などを届ける計画です。

なお、2019年8月の佐賀豪雨の際、Civic Forceは大町町で地域の企業と連携してタクシーチケットの無償配布などの支援活動を行い、このアイデアは今年7月に静岡県熱海市で起きた土砂崩れの被災地でも生かされています。

◆本件に関する問い合わせ先: 公益社団法人Civic Force 

TEL: 080-6814-7177(根木) 
Email: pr@civic-force.org 
URL: http://civic-force.org/

公益社団法人Civic Forceとは

国内の大規模災害支援を専門とする民間の緊急支援チームです。企業や行政、NGOとの連携を通じて、いち早く被災地に入り、迅速で質の高い支援を実現します。東日本大震災以降、度重なる災害でいち早く出動して緊急支援活動を展開。2019年からは空飛ぶ捜索医療団ARROWSプロジェクトに参画し、佐賀や広島のNPO団体と協力して捜索救助や救急医療、空からの支援体制の強化をはかっています。これまでの緊急支援の実績は、以下の通りです。今夏、熱海の土石流被害に対しては7月5日から調査員を派遣して、物資や弁当提供などの緊急支援活動を展開。7月19日からは子どもたちの移動サポートや高齢者対象の無料タクシーチケット配布など、一人一人のニーズに合わせて対応しています。                  

・2012年7月:九州北部豪雨支援
・2014年8月:広島土砂災害支援
・2015年9月:関東大雨災害支援
・2016年4月:熊本地震支援
・2017年7月:九州北部豪雨支援
・2018年7月:西日本豪雨支援
・2018年9月:北海道胆振東部地震支援
・2019年10月:台風19号支援(継続中)
・2020年7月:九州豪雨支援(継続中)
・2021年1月:新型コロナウイルス緊急支援(継続中)
・2021年7月:熱海大雨土石流支援(継続中)

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