不動産投資に関する意識調査(第8回) 収益物件への融資、金融機関の対応に変化 52%の投資家が「融資が厳しくなった」と実感
不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:倉内敬一)では、同サイトの会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査(第8回)」を実施いたしました。
「自己資金を求められるようになった」と回答の投資家が4割
「2017年以降、金融機関の融資状況に関しての実感値は?」という設問に対し、52.3%が「厳しくなった」と回答。
前回、2017年4月の調査と比較すると「厳しくなった」と回答した投資家が17.8ポイント増加し、半数以上に達した。
さらに「融資状況の変化で、厳しいと感じたことは何ですか?」という設問に対しては、39.4%の投資家が「自己資金を求められるようになった」と回答。「自己資金が上がった」との回答も31.0%に上った。
金融機関の融資状況が、投資家の物件購入に少なからずとも影響を与え、「融資の厳しさ」を実感させる結果となった。一部の銀行、及び高属性者を除くと自己資金なしで融資を受けることは難しくなっており、足踏みせざるを得ない状況にあるようだ。
収益物件の購入希望者の増加傾向は続いているものの、自己資金の用意ができない投資家には現実的に購入できない状況となりつつある。最近、不動産投資ブームの終焉がささやかれているが、物件価格の高騰と金融機関の対応の変化が影響していると推測される。
10月10日に公表した健美家の四半期レポートでは、7月~9月期にかけて種別によって物件価格の下落が見られた。
⇒https://www.kenbiya.com/img/press/pre2017-10-10.pdf
不動産投資ブームで価格の高騰が続いていたが、融資状況の変化で購入できない人が増えたことにより、物件価格の下落が起こる兆候とも見てとれた。
『不動産投資に関する意識調査(第8回)』
⇒https://www.kenbiya.com/prc/a201710
【調査要綱】調査期間 : 2017年9月27日(水)~10月11日(水)
調査対象 :健美家( けんびや)登録会員約67,000名
有効回答数:433名
調査方法 :インターネット上でのアンケート回答
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