【名城大学】「杉原千畝ウクライナ難民募金」で集めた1万ユーロをウクライナ・センターの「土曜学校」に寄付

避難民の子どもたちに母国の言葉と文化を学んでもらう

募金活動に取り組んだ学生たち
募金活動に取り組んだ学生たち

ロシアのウクライナ侵攻でリトアニアに逃れたウクライナ避難民を支援する「杉原千畝ウクライナ難民募金」の代表を務める本学都市情報学部の稲葉千晴教授は11月13日、2022年夏から2023年11月までの寄付金170万円余(約1万ユーロ)を11月下旬、リトアニアの首都ヴィリニュスにある「ウクライナ・センター」に贈ることを公表しました。

ウクライナ・センターは2022年6月、ウクライナ避難民の支援のため、リトアニアのディエナ・ナウセディエネ大統領夫人とウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人の呼びかけで、リトアニア共和国大統領府と在リトアニア・ウクライナ大使館、建物と敷地を提供するヴィタウタス・マグヌス大学の共同管轄として設置されました。

このウクライナ・センターでは現在、戦争の長期化で母国を離れて久しい避難民の子どもたちにウクライナ語やウクライナ文化を学んでもらい、ウクライナ人としてのアイデンティティを獲得、保持して次世代につないでいくために率先的な役割を果たす「土曜学校」を設置し、その活動に力を入れています。

土曜学校では10人~25人規模のクラスで、水彩画や合唱、総合音楽、図画工作、チェス・ボードゲーム、粘土工作によるセラピー、ストレスが続く母親へのセラピー、3~5歳の幼い子どもたちへ教育などを毎週土曜日に展開しており、12月にはウクライナの伝統を重視したクリスマスイベントも予定しています。

募金活動はいったん休止 稲葉教授「心から感謝」

「杉原千畝ウクライナ難民募金」ではこうした土曜学校の趣旨と活動内容に賛同し、2023年12月から4カ月間の運営に対する支援を行うことにしました。この支援には募金口座に残る全額を送金する予定で、稲葉教授は「これをもって難民募金の活動はいったん休止したいと考えています。今日までのご支援、心から感謝申し上げます」と話しています。