腰の痛みはデスクワークや運動不足のせいだけじゃない ラクにならない原因を内科医が解説『腰痛難民』を発売

『腰痛難民』表紙と著者・池谷敏郎医師(写真:masaco)
『腰痛難民』表紙と著者・池谷敏郎医師(写真:masaco)

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2021年1月14日に、『腰痛難民 その痛みは、本当にただの腰痛なのか』(池谷敏郎著・税込1,023円)を発売しました。在宅勤務の推奨を受け、デスクワークには不向きな環境での仕事を余儀なくされ、腰に負担をかけている人も多いでしょう。しかし腰の痛みは、姿勢の悪化や運動不足、加齢だけが原因ではなく、病気のサインの可能性があるのです。本書は、内科と循環器の専門医で、「ゾンビ体操」でもおなじみの池谷敏郎医師が、内科医の立場でまとめた「腰痛の手引き」です。

日本人が悩まされている症状の第一位

「腰痛難民」とは、長引く腰の痛みで医療機関や治療院をはしごしたり、日常生活に支障をきたしたりしている人のこと。厚生労働省の統計では、日本人が悩まされている症状の第一位が「腰痛」で、全国で2800万人もの人が腰痛を抱えているとの推定結果が公表されています(「国民生活基礎調査」2015年)。

腰痛が「がんのサイン」だった患者さん

著者が外来患者と問診すると、3人に1人の割合で出るのが腰痛の話題。その中には、背中と腰の痛みを訴えてから1、2カ月で、がんが見つかった患者さんがいたそうです。よくある症状だから見過ごされやすいけれど、腰痛には内科系の疾患が隠れているケースがあります。それが、内科医の著者が「腰痛の本」をまとめた理由の一つです。

「腰痛難民」だった著者の克服体験談も

著者自身も、30代から40代前半にかけて腰痛に苦しみました。その頃に患った坐骨神経痛の影響で、片脚にしびれが残っています。今はゴルフも仕事も楽しんでいる著者が、自身の体験談とともに語るのは、「かかるべき診療科」「受けるべき検査」「自分でできること」。慢性化している腰痛は、誰かに治してもらうというよりも、まず自分自身が向き合うことが大事だからです。

本書には、通院やマッサージをしても、ハイスペックな椅子に替えても痛みがとれない「腰痛難民」の心身が、少しでもラクになる情報を提供したいという、著者の思いが込められています。

『腰痛難民』について

目次より

◎大動脈瘤の患者さんの9割が腰痛に
◎腰側にサインを出しやすい臓器
◎整形外科で見逃されやすい原因
◎ストレスの多い環境では腰痛が増える
◎難民化しないための「伝え方」
◎内科医の本音
◎腰は意識すると痛くなる
◎「腰痛日記」で痛みを客観視する
◎なぜ座りっぱなしだと病気になりやすいか

「腰痛をラクにする生活習慣」は、イラストでわかりやすく

手洗いや洗顔、家事の時は「両膝を曲げる」
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デスクワークの時、上半身が丸まりがちな人は「エア・ボート漕ぎ」
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著者

池谷敏郎(いけたに・としろう)
医学博士。1962年、東京都生まれ。1988年、東京医科大学医学部卒業後、東京医科大学病院第二内科に入局、血圧と動脈硬化について研究する。1995年、池谷医院内科・循環器科勤務。1997年、医療法人社団池谷医院埋事長兼院長に就任。現在も臨床現場に立つ。日本内科学会認定総合内科専門医。日本循環器学会認定循環器専門医。東京医科大学循環器内科客員講師。著作は『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』(東洋経済新報社)『「末梢血管」を鍛えると、血圧がみるみる下がる!』(三笠書房)など多数。

書誌情報

『腰痛難民』表紙(カバー表1)
『腰痛難民』表紙(カバー表1)

タイトル:腰痛難民
副題:その痛みは、本当にただの腰痛なのか
著者:池谷敏郎
判型:新書判並製
定価:930円+税
発売日:2021年1月14日
ISBN:978-4-569-84844-0
発行:株式会社PHP研究所


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