エンバカデロ、RAD Studio 10.3.3リリース  クラウド連携コンポーネント機能の標準搭載や 新OSのサポートなど新機能追加

エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、 日本法人代表:藤井 等)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境「RAD Studio / Delphi / C++Builder」のアップデートバージョン「RAD Studio 10.3」を11月25日(月)から提供開始します。

RAD Studio10.3.3開発画面とアプリケーションイメージ

RAD Studio 10.3.3 の新機能

○iOS 13とmacOS Catalinaのダークモードをサポート
DelphiおよびC++開発によるiOS最新版への対応、DelphiによるmacOS最新版への対応を実施しました。標準で用意するUIコンポーネントにおいて、iOS 13とmacOS Mojaveから搭載された『ダークモード対応』に対応しました。また、Appleが提唱する最新のアプリ公証(notarization)にも対応しています。

○DelphiによるAndroid 64bit OSをサポート
新しいDelphi LLVMコンパイラにより、ARM系CPUのランタイムライブラリやメモリ管理などの機能をアップデートし、Android 64-bitに対応しました。マルチプラットフォーム開発を可能にするGUIフレームワークFireMonkeyを利用して開発した32-bitアプリは、ビルドターゲットを切り替えるだけで、64-bitにコンパイルできます。また、軽量でセキュアな組み込み用SQLデータベースのInterBase 2020 / IBToGo 2020との連携により、データストレージを利用したアプリの高速な開発を可能にします。

○2つの上位エディションでEnterprise Connectorsを標準搭載
共通データアクセス機能のFireDACを活用し、エンタープライズサービスへの接続を可能にする『Enterprise Connectors』がRAD Studio / Delphi / C++BuilderのEnterprise版とArchitect版に標準搭載となりました。Enterprise Connectorsは、各エンタープライズサービスのAPIを呼び出すコードを直接記述することなく、コンポーネントのドラッグ&ドロップ操作で、Salesforce.comやSAP、AWS、Office 365など80以上のエンタープライズデータを利用した迅速なアプリ開発を可能にします。

○RAD ServerのDockerイメージの提供
コンテナベースの仮想環境を提供するDocker上での中間サーバーとして利用できるRAD Serverの構築が可能になります。実行環境のDockerイメージがDocker Hubで提供され、これにより、バックエンドサーバーを用いた開発においても生産性の向上が可能になります。

その他新機能については、下記のページをご覧ください。
URL: https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-10-3-rio

製品ラインナップ

RAD Studio 10.3.3は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。単一言語のみを利用できるDelphi 10.3.3、C++Builder 10.3.3も販売します。また、いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。製品ラインナップ並びに価格については、ホームページをご覧ください。
https://www.embarcadero.com/jp/

提供方法

RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.3.3は、本日から流通代理店各社にて販売開始します。また、以下のオンラインショップにて12月25日までの期間限定で、最大20%OFFの特別価格で最新バージョンを購入できる「RAD Studio 10.3.3リリースキャンペーン」を実施します。

アップデートサブスクリプション(年間保守)を契約するユーザーは10.3.3をダウンロードにてアップデート可能です。

10.3.3アカデミックライセンス

学生向けにRAD Studioのフル機能を1年間利用いただける新しいアカデミックライセンスを、15,000円(税別)にて提供します。

RAD Studioについて

RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。

エンバカデロ・テクノロジーズについて

1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。
コーポレートサイト: https://www.embarcadero.com/jp/

一般の方からのお問い合わせ先

エンバカデロ・テクノロジーズ
〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 5F
TEL:03-4540-4148

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