世界のPVインバータ市場は2015年に75億米ドル規模に達する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、Specialist in Business Informationが発行した報告書「Global Solar Inverter Markets (世界のソーラーインバータ市場)」の販売を開始しました。
太陽光発電の投資収益率は他の再生エネルギー源よりも高くなっています。
大幅な技術進歩により、2020年までに1ワット当たりの発電コストは、1米ドルまで下がる見通しです。
一般的な太陽光発電プロジェクトの投資回収期間も、以前の7-10年から3-5年へ短縮しています。
太陽光発電コストは10年毎に半減し、2030年には1ワット当たり50セントまで低下すると、当報告書では予測しています。
太陽光発電技術の大規模導入や、中国、台湾、そしてその他アジア市場での費用の安い発電施設の出現が、今後の発電コストをさらに削減するでしょう。
ソーラーインバータは、太陽光発電による電力を直流電力から交流電力に転換します。PV施設を通常の送電網に接続する際に不可欠な機器です。
太陽光発電は、急速に成長している再生可能エネルギー産業のひとつで、過去10年間に、先進国および発展途上国において大規模な発電設備が設置されました。
2000年以降、太陽光発電の累積設置容量は、CAGR 35%で増加し、2010年には、世界で計40GWになりました。2020年までには、400GWに達する見通しです。
世界のソーラーインバータ市場は、現在の55 - 58億米ドル規模ですが、2015年には75億米ドルへ達すると予測されています。
「2011年から2012年の間に、EUの太陽光発電市場は、短期間の停滞状態になると思われます。フィードインタリフ(FIT)率の削減や、発電施設を地表設置する際の農地使用の規制が背景となっています。」と、当報告書の執筆者であるArun Kumarは話します。
「しかし、成長市場である北米や、特に中国といったアジアで発電施設が設置されるため、この状況は相殺されるでしょう。」
中国も急速に成長している市場で、2011年には累積設置量は1GWに達する見通しです。
インドやその他のアジア太平洋地域は長期的に成長する可能性があります。これらの政府には2020年までの達成目標として、再生エネルギーの割合を拡大する明確な計画があります。
当報告書では、太陽電池、モジュール、ウエハ、ポリシリコン、そしてインバータといった太陽光発電コンポーネント市場を網羅し、ソーラーインバータ市場のこれまでの発展過程、今後の成長予測、技術動向などを分析しています。
市場調査レポート:世界のソーラーインバータ市場
Global Solar Inverter Markets
http://www.gii.co.jp/report/sbi217045-global-solar-inverter-markets.html
出版日 2011年10月
発行: Specialist in Business Information
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