ウェスティン都ホテル京都をリニューアルします ~京都を代表する高級ラグジュアリーホテルに~
全てのお客様にきめ細やかで上質なサービスをご提供し、ゆったり過ごしていただけるよう、平均客室面積をこれまでの約35平米から約50平米へと広げます。このため、全館の客室数は、改装前の半数に近い約270室とします。
このリニューアルにより、京都を代表する高級ラグジュアリーホテルとしての位置付けをさらに確かなものとします。
グランドオープンは、2020年春を目指しています。
■リニューアルの概要
1.主なリニューアル内容
(1)客室
2室を1室にするなどし、平均客室面積をこれまでの約35平米から約50平米へと広げます。また、全客室の浴室に独立した洗い場を設けるなど、お客さまのニーズに対応した設えとします。
客室面積の拡大などにより、客室数は、499室から約270室とします。
客室コンセプトは、京都・東山の自然をイメージし、床や壁材の一部に木の風合を取り入れるほか、家具の金属部分については、やわらかく輝くシャンパンゴールド色を配するなど、ナチュラルな中にもモダンなテイストを感じさせるデザインとします。
(2)スパ、ジム
ホテル敷地内において掘削する温泉を利用した、スパ施設を新たに設けます。
総面積約1,000平米のゆったりとした空間に、水路閣をイメージしたデザインをあしらった、華頂山に続く庭園と一体となる半露天風呂を配するなど、日本の温泉文化を感じていただけます。
3階に位置する現行のフィットネスに加え、スパ施設内にも新たにジムを設けます。
(3)佳水園
昭和の名建築として親しまれてきた「佳水園」は、自然の地形を生かした高低変化に富む棟配置となっており、数寄屋風別館として多くの方々に親しまれてきました。近年では、海外のお客さまにもご好評いただいています。
リニューアルでは、村野藤吾氏の設計による高低差のある地形を生かした美しくリズミカルな外観やパブリックスペースを承継しつつ、2室を1室にするなど客室面積を大幅に拡大し、ベッドルームを設けることなどによって居住性の向上を図るとともに、各浴室に温泉を引き込むことで、京都にふさわしい上質な和のおもてなしをご提供します。
(4)レストラン
都ホテルの伝統あるフランス料理をさらに磨き上げて提供するメインダイニングを設けます。また、京都市街の景観を楽しんでいただけるよう北側一面をガラス張りにし、ライブキッチンなどを備えたビュッフェレストランを新たに設けるなど、宿泊以外のお客さまにもご利用いただきやすいレストラン構成とします。
(5)エグゼグティブクラブラウンジ
エグゼクティブクラブルームにご宿泊のお客さまがご利用いただけるクラブラウンジを3階に移設し、面積を拡大したうえで、目的に合わせて、長時間滞在できるようなゆったりしたソファや、料飲に適したチェアなどをご用意します。また、フリードリンクやカクテルタイム、朝食もメニューを充実させてご提供します。
(6)庭園
約5万5千平米のホテル敷地内に、京都市文化財(名勝)に登録されている回遊式庭園の「葵殿庭園」と自然岩盤を主体とした佳水園庭園「植治の庭」、白砂敷きの佳水園「白砂の中庭」など多くの庭園を備えています。さらに今回のリニューアルでは、西館屋上に京都市街を一望しながら散策できる庭園を新たに整備します。
2.リニューアル後の施設概要
(1)延床面積 約74,000平米
(2)規模 地上11階、地下2階、塔屋3階建(変更なし)
(3)客室数 約270室(現在499室)
(4)宴会場数 17会場(変更なし)
(5)料飲施設数 5施設(現在7施設)
3.投資額
198億円
4.スケジュール
本年6月より、一部の客室改修工事を始め、ホテルの営業を継続しながら、2020年の春に全改修工事を終えグランドオープンとなる予定です。
■【参考】ウェスティン都ホテル京都の年譜、京都における都ホテルズ&リゾーツのホテル、村野藤吾氏について
https://www.atpress.ne.jp/releases/162205/att_162205_1.pdf