日本オラクル 業務アプリケーションの容易な導入を支援する 日本版「Oracle Accelerators」の提供を開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下日本オラクル)は、「Oracle E-Business Suite」の容易な導入を支援する日本版「Oracle Accelerators(オラクル アクセラレーター)」の提供を本日より開始します。また、本「Oracle Accelerators」を構成する、30種類の日本市場向け標準業務フローも同時に提供開始いたします。
現在多くの企業は、事業再生やスピード経営、企業成長に伴う変化に対応するため、アプリケーション導入手法の変革を必要としています。これまで利用されてきた、早期導入と低コストに焦点が当たった業界・業種向けのテンプレートは、事前設定された範囲が広いため、顧客が要求する業務領域や業務フローが異なると、設定変更とテスト工数が大きくなり、結果として導入が長期化し、コスト高になる傾向にありました。また導入プロジェクトの成功は、導入担当者が業務アプリケーションや顧客の業界・業種の知識をどの程度有するかに依存していました。
そこでオラクルは、「Oracle E-Business Suite」を容易に導入するソリューションとして、法制度対応や業界固有の商習慣などはあらかじめ取り入れながら、顧客特有の要件や業務フローについては自由に設定できる「Oracle Accelerators」を開発いたしました。
このたび提供開始する日本版「Oracle Accelerators」は、日本の法制度、業種や商慣習などのビジネス要件を盛り込こんだ標準業務フロー、質問票形式による設定自動化ツールを含んだセットアップ・データ、導入方法論および導入に関連したテストやユーザー教育、導入ガイドから構成されています。
「Oracle Accelerators」に含まれる30種類の標準業務フローは下記のとおりです。
□ 購買管理業務エリア:発注から支払いへ6フロー
仕入先選定、購買依頼、受入・返品などの業務の支援ならびにコストセーブ率や仕入先製品別の返品取引数など購買指標の提供
□ 生産管理業務エリア:需要から製造へなど10フロー
部品表管理、需要予測、生産管理、原価管理などの業務の支援
□ 在庫管理業務エリア: 5フロー
在庫補充、棚卸の業務の支援
□ 販売管理業務エリア:受注から出荷・売上計上へなど5フロー
内示、確定受注、出荷管理などの業務の支援
□ 会計管理業務エリア:会計決算から財務報告へなど4フロー
売掛・買掛管理、期末締め業務の支援ならびに収益・費用の予実対比や仕入先別の買掛残など会計指標の提供
■日本オラクル株式会社(http://www.oracle.co.jp)
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェ ア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,502 名(2005年11月現在)。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報部 野見山
電話:03-6238-8395 FAX:03-5213-6990
E-Mail:Yuko.Nomiyama@oracle.com
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。
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「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」
2006年3月1日(水)〜3日(金)東京国際フォーラム(東京・有楽町)にて開催
メインテーマ「TURNAROUND JAPAN 〜事業再生とITの役割〜」
詳細Webサイト:http://www.oracle.co.jp/openworld/
【ご参考】
■「Oracle Accelerators」の特長
「Oracle Accelerators」をご利用いただくことで、顧客は導入リスクの低減、初期稼働までの期間を短縮し、十分な研修時間を確保して導入の成果を挙げることが可能となります。また、導入コンサルタントは導入前の業務要件整理と導入後のサービスに十分時間をかけることができます。また、新しいビジネス・モデルに対応する最新アプリケーションの導入と検証も、円滑に進めることができます。
1)国別/業種別/業務別の標準業務フローおよびセットアップ・データを提供
オラクル・コーポレーションで開発した1,000種類を超える事前検証済みの標準業務フローをベースに、各国の法規制、業種固有の業務、商慣習などを加味した国別/業種別/業務別の標準業務フローを提供します。顧客が必要とする標準業務フローを選択することで、それに紐付いた事前設定をします。
2)質問票形式による設定自動化ツールの提供
各企業固有の要件に関して、質問票への回答形式で設定を自動化します。質問票は、顧客が選択した標準業務フローから自動的に生成され、顧客はその質問票に答えるだけで、稼働環境を自動的に設定します。これにより、ユーザー要件を反映した稼働環境の構築に関わる工数を大幅に削減するだけでなく、顧客は自社の要件を反映した稼働環境を利用して早期に導入イメージを確認することが可能となり、導入プロジェクトにおける大きなリスクである「手戻り」を低減することができます。また、ユーザー要件を含めた設定を自動化することで、エンジニアのスキルレベルに依存しないプロジェクト品質を確保することが可能になります。
3)導入方法論および導入に関連したテストやユーザー教育、導入ガイドなどの付随文書の提供
「Oracle Accelerators」は、アプリケーション導入における必要不可欠な利用ガイダンス、導入プロジェクト・ガイド、標準業務フロー文書および説明ビデオ、テストシナリオ/テストデータなどをご用意することで、導入ソリューションへの理解の促進や導入プロジェクトの品質を向上させ、導入リスクを低減することができます。