7/21は「キャンプ安全の⽇」、全国一斉キャンペーン2024スタート!

今年も夏のキャンプシーズンがやってきました。安全にアウトドアを楽しむためには、正しい知識や理解が必要です。
公益社団法人日本キャンプ協会では毎年7月の第3日曜日、2024年度は7月21日を「キャンプ安全の日」と定め、7・8月に安全に関する情報を発信するキャンペーンを実施、フライヤーを作成するなどして安全啓発を行っています。

今回は近年増加している熱中症について、その傾向と予防策、処置方法等に焦点を当てました。
野外で指導に当たられている方はもちろん、子どもの保護者の方、アウトドアを予定されている方、夏を過ごす全ての方に役立つ内容を公式Webページにてご紹介しています。

なお、フライヤーはどなたでもダウンロードいただけます。プリントアウトして掲示、配布など、ぜひご活用ください。

熱中症とは⁉

「熱中症」は高温多湿な環境に長くいることで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します※1。

【熱中症の主な症状※2】
熱失神、熱けいれん ▶ たちくらみ、筋肉痛・筋肉の硬直、大量発汗
熱疲労 ▶ 頭痛、気分の深い、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
熱射病 ▶ 意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温

熱中症の傾向

国立青少年教育振興機構が行った調査によると、オリエンテーリング・ウォークラリー、登山・ハイキング、スポーツ活動といった屋外活動で熱中症の症状がよくみられましたが、就寝中でも熱中症がよく起きていることが分かりました。

熱中症の発生要因をみてみると、屋外活動では気温や日差しといった環境要因だけでなく、疲労や体力不足、不慣れといった本人に係る要因を指摘する声も多くなっていました※3。

熱中症予防のポイント

1. こまめな⽔分補給
2. こどもの“汗っかき”は⾝体を休めるサイン
3. 塩分とミネラルで体を助ける

水分は「一気飲み」ではなく、喉が渇く前にこまめに飲みましょう。1回の水分量は大人であれば100~200mlが目安です(こども
は50~100ml)。運動や活動前からこまめに水分摂取をしておくことで、筋肉に水分が蓄えられ、急に汗が増えても身体が対応できます。
こどもは“汗っかき”と言われていますが、実は大人に比べ汗をかくのは上手ではありません。汗腺と呼ばれる腺の大きさやその機能が未熟だからです。そのため、頭皮や体幹部にも血流を増やし、体温の上昇に対応しようとします。真っ赤な顔で汗をたくさんかいているこどもは、“いったん休息”が必要です。
汗をかく時期は、水分だけでなく、塩飴や梅干しなどで塩分を一緒に取りましょう。
目安はコップ1杯のお水に梅干しや塩飴1個程度です。また、塩分だけでなくカリウムやマグネシウム、ビタミンB1などは、体の温度を下げることを助けてくれます。果物やきゅうり、トマトなどがおすすめです。

※1:厚生労働省「熱中症予防のために」
※2:日本救急医学会,2015「熱中症診療ガイドライン」
※3:公益社団法人全日本病院協会
※4:国立青少年教育施設における傷病の概況(令和4年度調査)

熱中症の傾向や対応方法など、詳しくは下記Webページのフライヤーでご紹介していますので、ぜひご覧ください。

「キャンプ安全の⽇」フライヤー表
「キャンプ安全の⽇」フライヤー表
「キャンプ安全の⽇」フライヤー裏
「キャンプ安全の⽇」フライヤー裏

「キャンプ安全の日」全国一斉キャンペーン2024概要

【期間】
・キャンペーン期間:7月1日(月)~8月31日(土)
・キャンプ安全の日:7月21日(日)※第3日曜日

【主唱】
・公益社団法人 日本キャンプ協会
・全国にある47都道府県キャンプ協会

【対象】
・キャンプ等、野外活動指導者および従事者
・野外教育施設や団体
・アウトドアを行う保護者など

【重点目標】
・子どもや保護者向けの安全啓発
・指導者の安全スキルの向上

団体概要

団体名:公益社団法人日本キャンプ協会
所在地:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町 3-1
国立オリンピック記念青少年総合センター内
設立:1966 年 4 月
URL: https://camping.or.jp
事業内容:キャンプの普及と振興に関する啓発活動および指導者の養成

お問い合わせ先

公益社団法人日本キャンプ協会
E-mail:ncaj@camping.or.jp


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