長野・飯山のクラフトウイスキー蒸留所「Kiyokawa farm Distillery」、食品安全に関する国際規格「ISO 22000」認証を取得
2025-07-01 17:30

長野県飯山市に拠点を構えるクラフトウイスキー蒸留所「Kiyokawa farm Distillery」が、国際的な食品安全マネジメントシステムの規格である「ISO 22000」認証を取得しました。伝統的な製法を大切にするクラフト蒸留所において同認証の取得は国内でも珍しく、品質と安全への新たな取り組みとして注目されています。
「Kiyokawa farm Distillery」は、日本の風土や伝統的な蒸留技術を大切にしつつも、トレーサビリティや食品安全といった国際基準との共存を掲げ、設立当初から一貫した体制を整えてきました。原料の栽培から発酵、蒸留、瓶詰めに至る工程を長野県の山間施設の自社で完結する「farm-to-bottle」モデルを採用し、製品の背景までも含めた品質管理に取り組んでいます。


今回のISO認証は、数か月にわたる社内体制の見直し、文書管理、従業員教育などを経て達成されたもので、透明性や規律を重視する運営姿勢が第三者によって評価された形となります。
創業者のデビッド・トリアーノ氏は次のように語っています。
「この認証は、私たちのビジョンにとって確かな一歩です。厳しいプロセスでしたが、チームの連携と献身があってこそ実現できました。今後も日本のクラフトウイスキー業界の伝統を守りながら、持続可能で信頼される体制を築いていきたいと考えています。」
今回の認証取得により、「Kiyokawa farm Distillery」は、国内外の流通やパートナー企業との信頼関係をさらに強化できると見られており、日本のウイスキーが職人技にとどまらず、世界的に信頼される存在へとあり方を見直す契機ともなりそうです。
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