日本オラクル、企業活動をリアルタイムに支援する新製品「Oracle Database In-Memory」を提供開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は、革新的なインメモリ技術により「Oracle Database 12c」の処理性能を飛躍的に向上させる新製品「Oracle Database In-Memory」の国内提供を本日より開始することを発表しました。

今日の企業では、大量のデータを俊敏にビジネスに生かすための仕組みが、差別化と競争力向上のために求められています。「Oracle Database In-Memory」は、既存の「Oracle Database」内に保持された構造化データをより高速に分析したいというニーズに対応し、運用管理性・開発生産性に影響を与えることなく高速化を実現できる新しいテクノロジーです。これにより、業務と意思決定のリアルタイム化を支援します。

「Oracle Database In-Memory」は、ロー(行)型とカラム(列)型の処理を最適に組み合わせるデュアル・フォーマット・インメモリ・アーキテクチャにより、分析、データウェアハウス、レポート生成におけるデータベースの処理性能を飛躍的に向上させ、同時にオンライン・トランザクション処理(OLTP)の高速化も図ることができます。これにより企業は、ビジネス上の洞察をリアルタイムに得ることで、より優れた意思決定が可能となると同時に、トランザクションの処理性能を大幅に向上することができます。

「Oracle Database In-Memory」の機能は、「Oracle Database」上で稼働する既存のすべてのアプリケーションで容易に利用できます。プログラムの追加やアプリケーションの変更を行うことなくカラム型インメモリ処理のメリットを自動的に利用でき、大幅な高速化が実現します。「Oracle Database」のスケールアップ、スケールアウト、ストレージ階層化、可用性、セキュリティの技術が完全に統合されています。また本製品は、「Oracle Database 12c」に対応するすべてのハードウェア・プラットフォームで利用できます。

「Oracle Database In-Memory」は、「Oracle E-Business Suite」や「Oracle JD Edwards」、「Oracle PeopleSoft」、「Oracle Siebel」、「Oracle Fusion Applications」などの業務アプリケーションの性能テストにおいて、100倍から1000倍以上の高速化(*)を記録しました。

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「Oracle Database In-Memory」の特長
・長年の技術革新と成熟の上に開発された「Oracle Database In-Memory」は、「Oracle Database」のすべての機能を受け継いでいます。
- 「Maximum Availability Architecture」により、データの喪失とダウンタイムを防止。
- 「Oracle Advanced Security」、「Oracle Database Vault」などの業界をリードするセキュリティ技術。
- 「Oracle Real Application Clusters」との組み合わせによる、クラスタ全体にわたるスケールアウト、大規模SMPサーバーでのスケールアップを通じたサーバーの拡張性と、ストレージ階層化を通じたあらゆるデータ量に応じた拡張性により、ペタバイト規模のデータウェアハウス、ビッグデータ処理、データベース・クラウドなど、あらゆる規模のデータベースを高いコスト効率で実行。
- Java、R、Big Data、PHP Python、Node、REST、Rubyなどに対応した充実のプログラマビリティ。
- リレーショナル、オブジェクト、XML、テキスト、スペーシャル、新しい統合型のJSONのサポートを含む完全なデータ型サポート。

・オラクルのエンジニアド・システムズは、「Oracle Database In-Memory」との組み合わせに最適な製品群です。
- 「Oracle Exadata Database Machine」や「Oracle SuperCluster」などのオラクルのエンジニアド・システムは「Oracle Database In-Memory」に最適化されており、大規模なメモリ容量、卓越したパフォーマンス、優れた可用性を備え、フラッシュやディスクに待機させるデータ量を抑えることで優れたコスト効率を実現します。
- オラクルのエンジニアド・システムの機能であるインメモリ・フォールト・トレランスは、オプションとしてノード間でインメモリ・データを複製します。これにより、サーバーに障害が発生した場合でも、クエリはインメモリ・データのコピーを直ちに利用できます。新しいDirect-to-Wire InfiniBandは、インメモリの迅速なスケールアウトに役立ちます。
- 「Oracle Database In-Memory」の最も強力なスケールアップ・プラットフォームである「Oracle M6-32 Big Memory Machine」は、最大32テラバイトのDRAMメモリと3TB/秒のメモリ帯域幅を提供し、インメモリ性能の最大化を実現します。

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

◆「Oracle Database In-Memory」発表に向けた各社のコメント(五十音順)
・株式会社アシスト
株式会社アシストは、このたびの日本オラクル株式会社様による「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を心より歓迎いたします。
Oracle Databaseの高い信頼性、可用性、拡張性、セキュリティ機能はそのままに、ビッグデータ時代にふさわしく、オンライン・トランザクション処理や分析処理で圧倒的なパフォーマンスを実現する本製品の登場により、弊社の顧客企業に、真のリアルタイム情報活用基盤を提供できるものと、大きな期待を寄せております。
弊社では、日本オラクル株式会社様との強力なパートナーシップのもと、顧客企業に本製品を積極的に提案して参ります。

株式会社アシスト
代表取締役社長
大塚 辰男

・伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、分析、データウェアハウス、レポート生成におけるデータベースの処理性能が飛躍的に向上する「Oracle Database In-Memory」の出荷開始を歓迎します。
「Oracle Database In-Memory」は、クラウド時代のビジネスインフラストラクチャーを構築する上で、強力な製品になると期待しております。弊社はこれまで公共、流通、通信、金融など多くの業種へOracle Databaseを提供して参りました。
既存のお客様に対する機能向上や、新規ビジネスにおいてOracle Databaseおよび「Oracle Database In-Memory」を、今後も日本オラクル株式会社との強力なパートナーシップのもと、付加価値の高い弊社ソリューションと共に、お客様に最適な高速データベース基盤ソリューションとして提供して参ります。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
取締役 兼 常務執行役員 ITサービス事業グループ 担当役員 兼 CTO
大久保 忠崇

・株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、日本オラクル株式会社による「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。
弊社では、ベータ段階より「Oracle Database In-Memory」に関する情報を収集しており、「Oracle Database In-Memory」に検索や集計処理等が高速に実行可能な機能が追加されていることを評価環境で確認いたしました。
分析処理の高速化などの強化が図られた「Oracle Database In-Memory」が、ビッグデータの有効活用など、お客さまに新たな価値をご提供できることを期待しております。

株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部 システム方式技術事業部 統括部長
青木 俊一

・NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は、「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を歓迎いたします。
ビッグデータの活用が企業の経営課題として求められるなか、このたびの「Oracle Database In-Memory」の提供により、既存の企業システムを活かしたリアルタイムデータ分析とOLTP処理の性能が同時かつ大幅に向上することで、ミッションクリティカルな企業システムにおけるビッグデータ活用に革新をもたらすものと期待しております。
当社では、お客さまシステムの課題解決をご支援するべく、Oracle製品における導入前のPoC(事前検証)から導入支援、導入後の保守サービスまで、システムのライフサイクルに沿ったトータルなサービスをご提供しております。
今後も、Oracle ExadataやOracle Database 12cにおける最新のテクノロジーを活用することで、お客さまにとってより満足度の高いサービスをご提供してまいります。

NTTデータ先端技術株式会社
執行役員 オラクル事業部長
堀尾 俊明

・新日鉄住金ソリューションズ株式会社
新日鉄住金ソリューションズ株式会社は、「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を歓迎します。近年、企業におけるマーケティングの高度化や生産ラインにおける品質改善などにおいて高度かつ高速な分析基盤が必要とされています。「Oracle Database In-Memory」は、既存のデータ構造を変更せずに高速な分析処理を実現できる技術として大いに注目しており、弊社は、発売前のベータ版から製品検証に取り組んで参りました。現在30名の専任体制を整え、「Oracle Database In-Memory」の機能を早期に実ビジネスに活用されたいと考えている先進的なお客様に対し、最新技術と構築ノウハウを提供して参ります。今後も日本オラクル様との強固なアライアンス関係の下、本製品の国内普及に積極的に努めて参ります。

新日鉄住金ソリューションズ株式会社
取締役 上席執行役員 ITインフラソリューション事業本部長
大城 卓

・TIS株式会社
TIS株式会社は、このたびの日本オラクル株式会社による「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を歓迎します。
最新版の「Oracle Database In-Memory」は、革新的なインメモリ技術により高度なリアルタイム・エンタープライズ基盤として、ビックデータのリアルタイム分析や高速なオンライン・トランザクション処理を実現します。これにより、これまで以上にリアルタイムな情報活用が可能になると確信しています。
今後、TISは得意とするERPとの連携による高度経営情報活用なども視野に、エンジニアドシステムの検証施設である「TIS Enterprise Architecture Laboratory(TIS EAラボ)」にて、「Oracle Database In-Memory」を活用したインメモリ検証を提供することにより、お客様のビジネスのリアルタイム化に貢献していきます。

TIS株式会社
常務執行役員 ITソリューションサービス本部長
岡本 安史

・日本電気株式会社
「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を歓迎いたします。
NECは、オラクル社様のインメモリ技術(Oracle TimesTen、In-Memory Parallel Execution、Oracle Coherenceなど)に早くから取り組んでおり、「Oracle Database In-Memory」のベータプログラムにもいち早く参画し、準備を進めてまいりました。システム全体の高速化を実現し、お客様に最適なビッグデータ基盤をご提供できる新たな機能として期待しております。
今後は、27年におよぶオラクル社様との協業の実績と技術力を活かし、NECのソリューション型プラットフォーム「NEC Solution Platforms」の「Oracle Database In-Memory」への早期対応を進めるとともに、NECが国内においてNo.1の実績を持つ「Oracle Exadata」と合わせて、お客様に最適なデータベース・システム基盤をご提供してまいります。
※NECは、Oracle Excellence Awards 2014において、最優秀賞Partner of the Year、Engineered Systems、Support Qualityを獲得

NEC
執行役員常務
庄司 信一

・株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所は、「Oracle Database In-Memory」の国内提供開始を歓迎いたします。
弊社では、Exadataを含む、Oracleの戦略的ソリューションを、NRIクラウドの重要なコンポーネントとして採用してきました。さらに、今回発表された「Oracle Database In-Memory」についてはベータプログラムに参加しており、一部機能の検証を開始しております。当ソリューションが、NRIクラウドにとって、戦略的で有効なものであると期待しています。

株式会社野村総合研究所
常務執行役員
楠 真

・株式会社日立製作所
日立製作所は、「Oracle Database In-Memory」の発表を歓迎します。
日立は、本製品の評価テストにいち早く参画してきましたが、今回、アプリケーションの変更なしにデータベース処理性能を飛躍的に向上可能とした「Oracle Database In-Memory」の特長は、ビッグデータ・分析処理のみならず、年々データ増大しているオンライントランザクション処理にも対応するものとして、お客様に高く評価されると確信しています。
日立は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」をはじめとした日立のプラットフォーム製品と「Oracle Database In-Memory」との組み合わせにより、ビッグデータに対応したさらなる付加価値の高いご提案をすすめていきます。

株式会社日立製作所
情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 開発統括本部 事業主管
松田 芳樹

・株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズは、日本市場における「Oracle Database In-Memory」の提供開始を歓迎します。従来、トランザクション用データベースと分析用データベースの共存はインデックス数増加に伴う性能課題があり、追加のデータベースサーバーの検討が必要でした。今後「Oracle Database In-Memory」を適用することで、既存のトランザクションデータベースの運用や設計アーキテクチャーを変えずに分析用データベースとの共存ができると考えております。
日立ソリューションズは、トランザクション用データベースと分析用データベースの連携においても多くのコンサルティング経験があります。今後も豊富なデータベースシステム構築のノウハウでOracle社製品の特性を最大限に活かしたIT基盤をご提供することで、お客様の経営課題解決に貢献してまいります。

株式会社日立ソリューションズ
プロダクトソリューション事業部長
臼杵 誠剛

・富士通株式会社
富士通株式会社は、「Oracle Database In-Memory」の日本市場における発売を歓迎いたします。
当社は、オラクル社との長年の協業成果の一つである高性能・高信頼UNIXサーバ「SPARC M10」およびPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY」、基幹IAサーバ「FUJITSU Server PRIMEQUEST」を「Oracle Database In-Memory」と組み合わせ、基幹業務に最適な高速データベース基盤をご提供してまいります。
特に「SPARC M10」は、ソフトウェア処理を高速化する技術「Software on Chip」および最大64テラバイトのメモリ空間により、「Oracle Database In-Memory」の持つ革新的な機能を余すところなく生かし、データベースの更なる高速化やリアルタイムなデータ分析などの高い価値をお客様にご提供いたします。

富士通株式会社
執行役員常務
河部本 章

・株式会社富士通北陸システムズ
株式会社富士通北陸システムズは、このたびの日本オラクル株式会社による「Oracle Database In-Memory」最新版の国内提供開始を歓迎いたします。
ソーシャル、ビッグデータなどの市場の大きな潮流をうけ、高速、高信頼かつ安全なデータベース処理への期待は今後より一層高まり求められてきます。弊社は、国内No.1のORACLE MASTER Platinum資格取得数に裏づけされた高い技術力と実績に基づき、Oracle DatabaseやOracle Engineered Systems製品を活用した「統合プラットフォームソリューション」を展開しております。今後の「Oracle Database In-Memory」提案により、更に迅速で的確な意思決定が可能となり、お客様の新たなビジネス改革や経営課題解決に貢献できるものと期待しております。

株式会社富士通北陸システムズ
執行役員 データベースソリューション事業本部長
中田 浩

以上

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