焼鳥屋が地産都消×SDGsの新調味料「クラフト生七味」を発売! 耕作放棄地で栽培した「熊野の唐辛子」を使用
やきとり嶋家 南麻布(所在地:東京都港区)は、「熊野の唐辛子」を使用したオリジナル調味料「クラフト生七味」を発売いたしました。
オリジナル調味料「クラフト生七味」
三重県熊野市では耕作放棄地を活用して、唐辛子を栽培しています。
農業の高齢化が問題となっていますが、それに伴い耕作が行われなくなり放置された農地が問題となっています。管理されなくなった農地が、農業生産の減少だけでなく周囲にさまざまな悪影響を与えています。と当店では「耕作放棄地」問題を解決すると同時に、農産物を加工して地方の魅力が掛け合わされた新しい価値ある商品として、くまの農業公社の協力のもと、「クラフト生七味」を製造いたしました。
クラフト生七味とは?
生七味は原料を乾燥させずに生の状態で用いた七味のことです。芳醇な香りと深みのある味わいが特徴です。生七味は、福岡県で考案・開発されたといわれています。2014年には全国的に発売され、テレビ等メディアでも紹介され始め、「食べるラー油」のようなヒット商品になるもしれないと期待する声もあがっています。
原料である唐辛子づくりも、加工・配合も手作業で手間暇かけてこだわった生七味には、造り手である我々の想いも込め「クラフト」という言葉を商品名に付け加えました。
商品特徴
唐辛子を粉末と粗挽きのフレーク状の2種類にしています。一律に混ぜて乾燥するのでなく、それぞれの素材の特徴を生かすために「生七味」として加工。サクサク・しっとりとした食感と芳醇な香りとそれぞれの素材の深みある味わいが楽しめます。
試作・試食を繰り返し、熊野地鶏の焼鳥との相性を高めた「熊野地鶏専用」ともいえる味わいに仕上げ、脇役である調味料の可能性を主役級に高めました。
また、唐辛子を熊野地鶏の飼料に加えることで、鶏の健康維持や肉質の向上が期待でき、より質の高い鶏づくりも行っています。これには「唐辛子で育った地鶏を、同じ唐辛子を使った調味料で食べる」という新しいペアリングの提案にもなっています。
地方の抱える問題解決と魅力の発信
近年では農家の高齢化や後継者不足によって、作物が育てられなくなった土地が長期間放置される「耕作放棄問題」が深刻化しています。
耕作放棄問題/一例
・雑草が生える→景観が悪くなる
・害虫が発生→周囲の農地に悪影響を及ぼす
・害獣の餌場になる→害獣が増え、農作物に被害が出る・ごみの不法投棄などの問題が起こる
上記のような問題解決に取り組みつつ、地方の食材を調味料に加工しその魅力を発信し、同じ熊野市で生産しています。
食材ロスを軽減!
やきとり嶋家では、鶏の生産者の方に「持続性」をもってロスなく生産に励んでいただけるように、年間単位で購入しています。
鶏の生産にも、やきとり嶋家が携わっており、養鶏場と共闘して開発された“プレミアム熊野地鶏”は株式会社urasimaでしか味わえません。
その他、廃棄予定の酒粕を鶏の飼料や、クラフトビールの材料にしたり、職人の高齢化問題で苦しむ紀州備長炭の後継者の斡旋を行ったりと、様々な事に取り組んでいます。
やきとり嶋家の見据える未来とは?
やきとり嶋家に来てもらうお客様に、三重県の良さを味わってもらうと同時に、日本の伝統技術・文化・食材を守るために継承するためにアクションを感じてとっていただけたらと思います。
私たち三次産業が「川下から川上」に第二次、第一次産業の方々を結び付けながら遡り、新しい価値と、産業としての意味を再構築するために今後も第一、第二産業の人達と一緒に取り組んでいきます。
店舗詳細
◆やきとり嶋家 南麻布
2017年にオープンした「やきとり嶋家」は「プレミアム熊野地鶏」をメイン食材に据え、三重県の食材を中心に鶏料理や和食を提供しています。
「プレミアム熊野地鶏」は三重県紀州にある養鶏場と焼鳥職人である店主が理想の味を求めて開発した、urashimaグループでしか味わえない希少な地鶏です。
“最上の日常”をモットーに上質で和モダンな店内には、テラス席・カウンター席・テーブル席と様々なタイプのお席を設けました。
接待からデート、貸し切りまで幅広いシーンで、大切な人とごゆっくりお過ごしください。
店名 :やきとり嶋家 南麻布
所在地 :東京都港区南麻布2-7-25 ストーク麻布1階
TEL :03-6459-4004
アクセス :大江戸線麻布十番駅2番出口より徒歩7分
南北線白金高輪駅4番出口より徒歩5分
営業時間 :【火曜~土曜】16:30~23:00
【日曜・祝日】16:30~22:00