オンライン学習で、本当に大丈夫? MOOCのデメリットをしっかりお伝えします
ほぼ無料で高度な学習が受けられるMOOC。とてもいいサービスだからこそ、あえてMOOCのデメリット8つを紹介します。
ほぼ無料で高度な学習が受けられるオンラインサービス ”MOOC(ムーク)”。
誰でもどこでも無料で勉強できる。しかし、まだまだ発展途上なサービスです。
今回は、いいところではなくあえてデメリット8つを紹介します。
画面越しですべてが完結
オンラインサービスであるMOOCでは、対面で教授や同じ授業を受ける人と会う必要がありません。つまり、一緒に頑張る仲間を作ることが難しい。
けれど、オンラインだから周りに惑わされず、一人で集中して勉強に取り組むことが出来るのです。
その大学のすべての授業が受けられるわけではない
MOOCでは、サイト上に公開されている授業しか受けられません。
名物授業や名物教授の講座がまだ開講していないかもしれません。
けれど、MOOCには数万を超える講座という授業が公開されており、今すぐ受講開始できます。
キャンパスライフは送れない
MOOCはオンライン上で授業を受けるサービス。
キャンパスに行く必要がないからです。けれど、自宅で授業を受けられます。
ベッドの上で寝っ転がって授業を受けることも、お気に入りのカフェで授業を受けることもできます。
終わりなき学習
MOOCでは一定数の単位取得や講座を受ければ卒業!終わり!ということはありません。
一つの講座ごとに修了証が受け取れる場合が多いのですが(修了証発行が有料なことも多いです)、全てではありません。
自分の学習目標を達成するため、生涯学習として、など肩肘をはらずとも、目的を持って学習を始めることが大切です。
認知度の低さ
なかなか日本ではまだ「MOOC」がどのようなものであるのか認知されていません。
オンラインサービスという不透明な部分に焦点が当てられてしまうこともありますが、世界中の大学や国際教育機関の認定を受けたサービスです。
少しずつ認知されるように啓蒙活動を続けていきます。
”いま”の情報ではない
最新情報を反映した授業内容が多いMOOCですが、リアルタイムの情報共有は困難です。
けれど、授業では専門性の高いコンテンツの丁寧な解説を受けることが出来るため、海外の情報が日本語になるのを待たずして専門家から教えを請うことができます。
瞬発力ではtwitterには敵わないけれど、専門性や内容の濃さでは負けません。
興味の幅が限定的になってしまう可能性がある
オンライン上で受講を進めるため、教室で出会った友人から刺激を受けて他分野の学習に興味を持つ、ということは少ないかもしれません。
MOOCは、自分の興味や関心事の深堀りをしていくのに適しています。
語学力が必要
MOOCの授業の多くは英語で配信されています。特に有名海外大学(ハーバードやクスフォードなど)の授業内容を理解するためには高度な英語力が必要になります。
しかし、MOOCはオンライン配信。その利点を活かし、同じ授業を何度も見直すことが出来るため、わからないところは動画を止めて日本語で資料を調べたり、何度もリピート再生ができます。
便利ではあるけれど、オンラインサービスならではの難点や日本での認知度の低さなど、MOOC活用にはまだまだ壁がたくさんあります。
しかし、それらをデメリットとして捉えるのではなく、家にいる今だから積極的に活用していきたいと思える特徴でもあります。
勉強をしたいと思ったらすぐに授業を受けられることもMOOCならでは。
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