〈2021年美の起原展〉最終審査結果発表　 280名・362作品の中から大賞が決定しました！～入選作品展を「美の起原」にて11月26日より開催～

2021-11-10 10:00

株式会社セルピエーロ・ダーウィン(代表者：櫻井淳子)は、「銀座画廊美の起原」主催「2021年美の起原展」の受賞者を発表いたします。

280名・362作品、19歳～91歳までの幅広い年齢層と既成概念にとらわれない作品の応募

「美の起原展」は第1回から一貫していろいろな制限を課せないことで、非常に幅広い表現の作品が応募される公募展です。今回で第9回になり回を追うごとに入選作品のレベルがあがっています。そのようななかで今年は日本画材料を使った作品が目立ちましたが、今回の受賞作は作品の持つ独創性や強度で選ばれました。
大賞(賞金100万円／作品買上げ)は、あおきさとこ「刻」に決定し、その他の受賞者は下記の通りです。
授賞式は12月4日(土)に東京・帝国ホテルにて行います。

●大賞：賞金100万円(作品買上げ)／美の起原での個展開催
・あおきさとこ「刻」

審査員講評

染色作品にレジンを使うことで繊細な動きを閉じこめた点が新しく、美しいグラデーションと
合わせて入選作品の中でも特に目を引きました。
大賞受賞記念個展ではここから展開したバリエーションを見てみたいと思います。

●準大賞：賞金20万円／美の起原での個展開催
・桜井旭「新しいアトリエの窓」

審査員講評

作家の日常の一瞬を描きとった画面は、決して派手なものではありませんが鑑賞者に既視感を与えるような引き込む力がありました。細部を見ると真っ直ぐなはずのガラス窓の輪郭がゆらぐことで眼前にある感覚に襲われます。油絵らしい魅力のある作品でした。

●特別賞：賞金10万円／美の起原での個展開催
・片野莉乃「Inspiration」

審査員講評

美しい色彩と明確なテーマの伝わる内容で、非常に計算されている作品であると思います。
俯瞰からの構図もとてもインパクトがあります。ただ今作のイメージはもっと大きなサイズでも描ける内容のように見受けられましたので、今後の個展にも期待します。

入選作品展を開催します

「美の起原」にて前・後期の2回に分けて展示いたします。
大賞、準大賞、特別賞は前・後期ともに展示し、奨励賞、入選作は入れ替えをいたします。
前期：2021年11月26日(金)～12月08日(水)　＊12月4日(土)及び日曜休廊
後期：2021年12月10日(金)～12月21日(火)　＊日曜休廊

「2021年美の起原展」受賞作品(応募数：280名、396作品の応募・入選30作品)

大賞　：あおきさとこ　「刻」
準大賞：桜井旭　「新しいアトリエの窓」
特別賞：片野莉乃　「Inspiration」
奨励賞：志賀龍太　「きみをまつじかん」
　　　　杉山佳　「部屋曼荼羅」
　　　　月乃カエル　「God of Wind」
　　　　古石紫織　「緑風と水温」
　　　　モントゴメリー悠子　「The Vision」
　　　　U-ku　「harmony」
入選　：有坂はるな　「透明で優しく温かい」
　　　　池上武男　「神犬八房(南総里見八犬伝)」
　　　　岩永恵理　「群鶏」
　　　　大橋淳子　「幻影」
　　　　OKAMOTO NAOAKI　「Mercy(慈悲)」
　　　　片切かすみ　「花園15」
　　　　金子一生　「Alarm clock」
　　　　川口絵里衣　「季節のオワリ」
　　　　神戸勝史　「森の目覚め」
　　　　久保和正　「神聖比率　sacred retio」
　　　　肥沼義幸　「The Lost Painting」
　　　　佐藤美絵　「竜田姫　遊戯」
　　　　島田直季　「happy birthday to you」
　　　　杉本憲一　「GYU！」
　　　　高柳(※)基己　「公園のリズム　アンサンブル」
　　　　田中岳舟　「生」
　　　　田村幸帆　「Can not see」
　　　　徳永博子　「Link the peaks-Oak-」
　　　　藤野今日子　「楽園のささやき」
　　　　Monzo渡邉　「Manhattan ＆ Hudson River」
　　　　渡辺由美　「happiness」