アラフィフ女性の「記憶力の衰え」は シニアより悩み深いことが判明!

 『R&D Around50レポート2017』発行

 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:五十嵐 幹)は、今後注目すべき層としてアラフィフ(45-54才)女性にフォーカスし、「Around50コミュニティ」を運営しております。このたびコミュニティから得られた知見と、R&D独自調査である生活者総合ライフスタイル調査「CORE」のデータを用いて、アラフィフ女性の姿を分析した『R&D Around50レポート2017』を発行いたしました。
 「Around50コミュニティ」は、バブル体験世代である45-54才の女性を対象とし、LINEでのやりとりや座談会で彼女たちのホンネに迫るコミュニティソリューションです。
 今回はそのレポートの中から「身体の衰え意識」に関するデータをご紹介いたします。

「記憶力の衰えによる生活上の不便」を最も実感しているのはアラフィフ女性

 身体の衰えの中で、特に「記憶力」にフォーカスし、「記憶力が衰えており、それにより何らか生活に不便を感じている」割合を性別・年代別でみると、男性は年代と共に不便の実感度が高くなるが、女性では45-54才(アラフィフ)でが最も高い。
「記憶力」自体は年代と共に衰えていくものと思われているが、女性に関してはシニア層よりもアラフィフがその衰えに敏感と言える。

(図1)「記憶力」の衰えにより、生活に不便を感じる割合

(図1)「記憶力」の衰えにより、生活に不便を感じる割合

アラフィフ女性が様々な生活シーンで感じている「記憶力の衰え」

 Around50コミュニティで「身体において以前と比べて変わったこと」を質問したところ、記憶力の衰えに関する回答が数多く挙げられた。会話の中で、家事をしている時、何かを習得する時等、様々なシーンで衰えが実感されている。
「インプットしたいのに入らない」「アウトプットしたいのに出てこない」という双方の悩みから、「こんなはずじゃない自分」にイラつく様子がうかがえる。

(図2)「記憶力」の衰えシーン

(図2)「記憶力」の衰えシーン

「老眼悩み」に次ぐ「記憶悩み」で衰えを実感するアラフィフ女性

 女性に絞って年代別に「身体の衰え」による生活上の不便を見ると、45-54才(アラフィフ)では「視力の衰え」による不便が急増し、半数を超える。これは老眼始まりによる影響と考えられ、ここでも「こんなはずじゃない自分」を実感していると思われる。年代に伴い老眼慣れするのか、不便実感は下がる傾向にある。
45-54才(アラフィフ)において「記憶力の衰え」はそれに次ぐ悩みとなっており、他の衰えに比べ早い段階で実感されている。
 
(図3)身体の衰えにより不便を感じる割合(女性)

(図3)身体の衰えにより不便を感じる割合(女性)

R&D発 生活者インサイト

◇記憶力の衰えに敏感なアラフィフ女性
 
 身体の衰えは年を追うごとに気になるものではありますが、その中でも「記憶力」に注目してみると、アラフィフ女性が最も衰えを実感しており、上の年代と比べても高くなっています。これはなぜなのでしょうか?
 アラフィフ女性は身体とライフステージが変化する時期にいます。身体的には更年期が訪れ、ホットフラッシュをはじめ、イライラしたり落ち込んだりと様々な変化が現れ始めます。また、生活面では子どもの進学や就職、親の介護など、悩まなければならない課題が山積しています。一方で、育児という面では一段落し、自分の時間は増えているので、仕事や勉強、ボランティア、趣味など新しいことを始めようともしています。
 日々変化する多忙な生活の中で、インプットにもアウトプットにも「記憶」が必要な時期であり、それゆえ「記憶力の衰え」と「それによる不便」は特に敏感なのではないでしょうか。今この年だからこそのやりたいこと、やるべきことがそこにあるのに思い通りにならない、でも「あきらめたくない」…そんなアラフィフ女性の気持ちが数字に現れているように思います。

◇「あきらめない」アラフィフ女性に向けた「先手の対応」のアプローチを

 自分を振返る余裕ができたと思ったら感じる「衰え」。それを「あきらめたくない」この世代に向けては、「衰えに対処」というマイナス面からではなく、今やりたいことを生き生きとこなすための「先手の対応」として提案してみてはいかがでしょうか。
 記憶力に効くサプリメントや脳トレーニングもシニアターゲットだけでなく、よりアクティブな生活のための「先取り脳活作戦」としてアラフィフ女性に訴求してもいいかもしれません。「あきらめない」アラフィフに対しては、「前向き」や「先手」がアプローチのポイントになるとR&Dは考えます。

  
アラフィフ女性の悩みや前向きさに関する分析や、今回発表データを含んだ『R&D Around50レポート2017』は、Around50コミュニティメンバーによるLINE投稿集とセットで、125,000 円(税別)にて販売しております。詳細につきましては弊社HP http://www.rad.co.jp/ をご覧ください。

R&D Around50レポート2017 概要■

価格:    125,000円(税別)
納品物: 冊子 一冊(全90ページ) + デジタルデータ版(PDFファイル)+
               Around50コミュニティ LINE投稿集(1テーマ分)1冊
各種公開データに加え、生活者総合ライフスタイル調査「CORE」や「Around50コミュニティ」など、R&Dが持つ独自の情報を盛り込んだ、R&Dオリジナルレポート

生活者総合ライフスタイル調査システム『CORE』■

調査名:                CORE マスター調査
調査地域:             首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象:             18~79歳男女個人
サンプル数:          有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法:             訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期:     毎年1回 10月実施
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。

バブル体験世代・プレシニア世代のホンネを知る『Around50コミュニティ』■

調査手法:             LINEによるオンラインコミュニティ&インタビュー・座談会
調査対象:             45~54歳女性
メンバー数:          43名(2017年1月現在/リビング新聞読者モニターより選出)
調査時期:             2016年5月より継続運営

会社概要■

会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 五十嵐 幹
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL: http://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション
     経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション

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<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

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