世界が賞賛!無名の伝統芸能役者、三天屋多嘉雄監督作品が国際映画賞を次々に獲得!ベルリンの映画祭で最優秀賞を受賞!
九州で制作された映画「邯鄲の夢」がBerlin Film AwardsにてBEST DRAMA部門の最優秀賞を受賞!
2022年9月8日に、三天屋多嘉雄(みそらやたかお:福岡県出身、有限会社福陽開発)は、ベルリンフィルムアワードのドラマ部門で最優秀賞を受賞し、さらに2022年中に、カンヌ世界映画祭の2部門で最優秀賞を受賞、他にもブエノスアイレス国際映画祭、ウガンダ映画祭、シリコンバレー国際映画祭、国際マルチカルチャー映画祭で、公式セレクションに選出されたことをお知らせいたします。
※なお、世界三大映画祭と言われているベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭とは異なる映画祭です。
2022年9月8日、Berlin Film Awards(ベルリンフィルムアワード)にて、三天屋多嘉雄監督作品「邯鄲の夢(かんたんのゆめ)」がBEST DRAMA(ドラマ部門)で最優秀賞を獲得した。また、他5つの映画祭で最優秀賞の受賞、公式セレクションやノミネートに選出された。
■最優秀賞を獲得した映画祭および部門
〇Berlin Film Awards(ベルリンフィルムアワード)
・BEST DRAMA(ドラマ部門)
〇Cannes World Film Festival - Remember the Future(カンヌ世界映画祭)
<3月期>
・BEST NEW WAVE FILMMAKER(ニューウェーブフィルムメーカー部門)
・BEST ASIAN FILM(アジア部門)
■公式セレクションに選出された映画祭および部門
〇Buenos Aires International Film Festival(ブエノスアイレス国際映画祭)
・Feature Film Fiction(長編映画フィクション部門)
〇Uganda Film Festival(ウガンダ映画祭)
・BEST INTERNATIONAL FILM(国際映画部門)
〇Silicon Valley International Film Festival(シリコンバレー国際映画祭)
〇International Multicultural Film Festival(国際マルチカルチャー映画祭)
■ノミネートに選出された映画祭および部門
〇Cannes World Film Festival - Remember the Future(カンヌ世界映画祭)
<3月期>
・BEST NARRATIVE FEATURE FILM(長編部門)
・BEST DRAMA FILM(ドラマ部門)
・BEST FOREIGN FILM(外国語賞)
・BEST CINEMATOGRAPHY(撮影部門)
・BEST FIRST TIME FILMMAKER FEATURE(初監督作品部門)
映画「邯鄲の夢」の各映画祭での受賞および公式セレクションの掲載場所
〇Berlin Film Awards(ベルリンフィルムアワード)
〇Cannes World Film Festival - Remember the Future(カンヌ世界映画祭)
〇Buenos Aires International Film Festival(ブエノスアイレス国際映画祭)
〇Uganda Film Festival(ウガンダ映画祭)
※Twitter投稿内の動画(2:51:30~)
〇Silicon Valley International Film Festival(シリコンバレー国際映画祭)
〇International Multicultural Film Festival(国際マルチカルチャー映画祭)
■映画「邯鄲の夢」について
本作は、実在する「真正女澤正劇(※1)」をモデルに制作され、無名の伝統芸能の文化保存の難しさを描いたオリジナルのフィクション作品である。
「真正女澤正劇」とは、大正時代に阪東正之助(※2)から演劇の神と称される沢竜二(※3)へ、脈々と引き継がれる無名の伝統芸能である。
型とリアルを重んじた「人情剣劇」であり、本作ではこの「人情剣劇」をメインにした物語である。
※1 真正女澤正(しんしょうおんなさわしょう)
「真に正しい女版の沢正」という意で、新国劇の創始者である澤田正二郎先生に頂いた名称
※2 阪東正之助(ばんどうまさのすけ)
新国劇の創始者である澤田正二郎先生から後に「真正女澤正」と命名された女剣劇の座長
※3 沢竜二(さわりゅうじ)
第38回松尾芸能賞で優秀賞を受賞、ドラマや映画、故・蜷川幸雄氏演出の舞台にも数多く出演している
この映画の受賞の数々に、誰もが驚くのは、ただ日本人監督が海外の映画祭で受賞したからではない。九州生まれの名もなき伝統芸能が映画賞という形で、映画の聖地で高い評価を受けたからだ。この伝統芸能は、歴史を辿ればドサ芝居と揶揄される時代もあった。今まで、伝統芸能として認められてこなかった理由の一つでもある。しかし、この伝統芸能の凄さは、一座の座長が演出から脚本まで手掛け、さらに出演までやるのが一般的ということだ。三天屋は、舞台の世界では当たり前に行われていることを、映像の世界でやってのけたのだ。限られた時間の中、撮影スタッフが参加し、舞台さながらの緊張感を持ったまま撮影が続けられた。撮影期間はたったの6日。沢一門でも座長を務めた三天屋多嘉雄が作り上げる世界は、まさに伝統芸能の形とリアルを融合させた作品に仕上がり、異彩を放っている。
結果として、女澤正から続く新国劇の人情剣劇は、世界各国で高い評価を得ることとなった。沢竜二自身が、海外での舞台で高い評価を得て、また映像作品という手法で、弟子の手によって人情剣劇が描かれ、海外で高い評価を得た。笑いあり、お涙頂戴の、田舎で愛された人情剣劇が、世界の映画通に伝わった瞬間でもある。
本作には、須賀貴匡・松林慎司・岡本茉利など、実力派俳優もゲストとして出演。そして、本作のモデルでもある真正女澤正劇の沢竜二先生自身も出演している。
また製作者である三天屋の他に、沢竜二一門の元で育った伝統芸能の役者たちが出演、さらに大正時代から九州の芸能を支えてきた八千代座を撮影舞台にし、まさに型とリアルを重んじた作品となっている。
今回、国際映画祭応募にあたり、Savannah MOON Productions(Kampala, Uganda, https://www.savannah-moon.net)のMeme Kagga氏, Nana Kagga氏に協力して頂いた。伝統芸能の独特なセリフ回しなど、海外に伝わりづらい日本文化の特色を、海外の方々にも伝わるよう翻訳を通して本作品に組み込んだ。
モデルとなった真正女澤正は、歌舞伎、能といった有名な伝統芸能ではないものの、そこにはたしかに伝統があり、後世に残し繁栄を望む夢を、夢では終わらせないという強い想いを、福岡の企業の明治産業の協力のもと映像化した作品である。
監督・脚本:三天屋多嘉雄
舞台監修:沢竜二
出演(順不同):三天屋多嘉雄・須賀貴匡・松林慎司・岡本茉利・沢竜二
プロデューサー:明永喜年
コンテンツ製作:有限会社福陽開発
配給:株式会社グッドラックスリー・ギグリーボックス
株式会社明治産業プレゼンツ(https://www.meiji-sangyo.co.jp)
■「邯鄲の夢」作品トレーラー
■問い合わせ先
有限会社福陽開発:映像舞台制作事業
TEL:092-541-1325
FAX:092-511-0710
mail:fukuyoukaihatu@gmail.com