【テレワーク推進】フルリモートで働く子育てママたちの実態に関する座談会を開催しました。

2020-06-02 10:30

 女性向けのプログラミングスクール「GeeKGirlLabo(ギークガールラボ)」を運営する株式会社凛(所在地:東京都品川区 代表取締役:柳田亜沙美)は、社内のリモートワークで働く子育てママ社員4名を集めて、リモートワークと対応策に関するオンライン座談会「全員フルリモートで働く子育てママたちが伝える、時短でも成果をあげる”リモートワーク術”」を開催いたしました。

■ 座談会開催の経緯
 新型コロナウイルスの感染防止策のため、急遽テレワークに移行しなければならず、新たにテレワークによる課題が発生している企業も多いと考えられます。
 そういった状況のなか、働き方改善のためにテレワークを導入して5年の弊社が取り組んできた、テレワークの実態や課題対応策を知っていただき、世の中のお役にたてればという想いから本座談会の開催に至りました。

■女性の社会進出に伴うテレワーク需要の増加と人気の職種
 女性の社会進出に伴い、共働き世帯の占める割合は増加し続け、1997年以降は「雇用者の共働き世帯」が「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」の数を上回り(*1)、また、第一子出産後も就業を継続する女性の数は平成26年に50%を超えたことがわかりました(*2)。

 一方で、妊娠・出産後も就業希望はあるものの、「育児との両立が難しい」、「解雇もしくは退職勧奨された」、「夫の転勤の問題で続けることが難しい」、「子を持つ前と仕事の内容や責任等が変わり、やりがいが感じられなくなった」などの理由で、妊娠・出産後に退職する正社員は56%(*3)にも上り、就業を続けたくても難しい状況であることが伺えます。
 
 上記の理由で退職した方々が、”働くことを諦めたくない”と、テレワークできる仕事を模索し、プログラマやWebデザイナーなどのテレワークに移行しやすい職業のスキルを身に着けるため、プログラミングスクールを受講する方々が増加しており、弊社も2018年度から現在まで受講者数が3.5倍にまで増えました。

 労働者数不足で社会に出ていない人材の活用が求められるなかで、テレワークが仕事と家庭の両立を促進することが可能であると考え、今後ひとつでも多くの企業でテレワークが継続するよう、様々なノウハウや実態調査をお届けしていきたいと考えております。

(*1)(*2)内閣府 男女共同参画白書(元データは総務省「労働力特別調査」「労働力調査 (詳細集計)」
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html
(*3)厚生労働省委託調査 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
「仕事と家庭の両立支援に関する実態把握のための調査研究事業報告書」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000103116.pdf

■テレワークのメリットデメリットと対応策
テレワークにはメリットがたくさんありますが、デメリットも伴います。そういった課題にどう対応しているのか実際の声を聞いていきました。


【リモートワーク(テレワーク)は相手の状況がみえにくいので、対応策はKPTの導入が有効手段】
・仕事がつまってきたときに、リモートワークだとなかなか相手の状況が把握しづらく、空いている人に声をかけるということができにくいので、その対応策としては、週報でKPTを提出し、自分が行うタスクの優先順位付けと、自分の状況や困っていることの共有などをしています。
(KPTとは・・・?)
KPTは、もともとシステム開発の世界で使われていたもので、これまでの仕事や活動内容を「Keep(成果が出ているので継続すること)」「Problem(問題があり改善が必要なこと)」「Try(新しく取り組むべきこと)」の順に検討し、今後のアクションを決めるという手法。

【コミュニケーションは、チャットやオンラインツールの他、SNSを活用している】
・チャットツール・オンライン接続・対面の3つを状況に合わせて活用している。
・チャットツールでは、プライベートが見えないが、Twitterやフェイスブックなど社員同士で割と繋がっているので、そこでプライベートを知ったりする。

【コロナの影響による、子供の休園休校の際には、会社側が柔軟に対応】
・子供が自宅にいるので、集中して仕事ができる時間が短くなりました。すぐ上司に相談して、急ぎのタスクを優先的に進め、それ以外のものは時間があるときという対応をしてもらえました。

【育児と仕事の両立ができているのは、在宅ワークであることや夫の協力があるから】
・テレワークだから両立出来ていると思います。そうでなければ、時短勤務で就職が難しいうえ、転勤族でいつ移動になるかわからない状況で転職は困難でした。
・仕事をするには夫の理解と育児分担が必要なので子育てに将来どのくらいの金額が必要かを資産運用の情報をもとにグラフにして夫に見せました。数字にすると納得しやすかったようで、今では在宅仕事にも理解をしてもらえて、育児分担もしてくれるようになりました。

【テレワークができる企業の特徴は、業務をタスク切り分けがしやすいかどうか】
・業務のタスク切り分けがしやすいかどうかと、タスク切り分けができる社員が必要だと思います。
・ある程度フレキシブルな仕事であること。
※何時~何時まで必ずPCに張り付いていないといけない業務はあまり向かない。

座談会の様子をトピックごとに分け全6回を動画配信してきます。
https://youtu.be/zt75VoZyw7Q(トピック1編)

 弊社は、座談会参加者へのコメント撮りや生声取材もお受けしております。そのほか、取材お申し込みなども是非お問い合わせください。

株式会社凛とは
凛とした生き方をテクノロジーで支えるを企業理念とし、実務経験が積める女性向けのプログラミングスクールGeeKGirlLaboなど、ライフイベントを機に働き方を変えたいと考える方々が、多彩な働き方の選択ができるよう「スキルアップ支援」・「実務経験が積める場の提供」・「転職機会の創出」を軸に事業展開をしております。

■ お問い合わせ先
株式会社 凛(東京都品川区東大井5-11-9 芝崎ビル7階)
電話:03-4405-6741 mail:izumiya@li-n.net
広報担当:泉谷 結(いずみや ゆい)

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