京都のカフェ タビノネ、 4月から“さとうきびストロー”使用開始
~脱プラ実践 街の小さなカフェでもできることからコツコツと~
株式会社タビノネ(京都市左京区、代表取締役:北辺 佑智)は、2023年4月1日(土曜日)から、カフェ タビノネ店舗(京都本店・大阪中崎店・大阪北堀江店)で使用するストローをプラスチック製からさとうきびストローに変更いたします。
さとうきびストローは、産業廃棄物として処理されているバガス(サトウキビを精糖化した際に発生する食品残渣)とPLA(ポリ乳酸)で作られた生分解且つ100%天然成分のアップサイクル製品です。飲み口や耐久性も従来のプラスチック製ストローと大差なくご利用いただけます。
また、その他のプラスチック代替素材と比較した場合にも利点がございます。近年導入が増えている紙ストローは価格面では取り扱いやすいものの、「水にふやけてしまう」「口紅がくっついてしまう」など機能的な部分で一部課題がございます。さとうきびストローと同様に生分解性を有する素材としてPLA単体の商品もございますが、さとうきびストローは廃棄予定の素材を活用しているため製造過程における環境負荷がより低く、機能面と環境面のバランスが取れた製品となっております。
上記のことから株式会社タビノネは地球に少しでも優しい素材であることを鑑み、全店での導入をすることに決定いたしました。
※さとうきびストローは、株式会社4Nature( https://www.4nature.co.jp )から仕入れをさせていただいております。
取り組みの背景
タビノネはカフェ開店の動機がそもそも代表の北辺が東南アジアの貧民珈琲豆農家の実態を目の当たりにしたことから始めた事業。大資本に労働を搾取されていた東南アジアの珈琲豆農家からフェアトレード(適正な価格で購入)することでその農家の方々の生活が豊かになるという考えから始めたカフェです。
株式会社タビノネとしては、昨年夏には就労支援施設をカフェの近隣に開所して、障がいをお持ちの方々にカフェで提供する珈琲豆のピッキングなどの生産業務の一部に従事していただいております。
タビノネはカフェとして美味しい飲み物やケーキをお客様に提供してくつろいでいただくだけでなく、大企業のような大きな社会貢献はできませんが、街の小さなカフェでも等身大で社会や未来のために出来ることを一つひとつ心を込めて丁寧に実践していきたいと考えています。