欧州のシェールガス産業はまだ初期発展段階

株式会社グローバル インフォメーションは、グローバルデータが発行した報告書「Gas Shales in Europe, 2011 - Market Analysis, Industry Development and Competitive Landscape (欧州のシェールガス市場(2011年):市場分析・産業動向・競合環境)」の販売を開始しました。

欧州のシェールガス産業はいまだ揺籃期にありますが、欧州各地で実施されている初期探査活動の結果、この分野における投資は今後増加する見通しです。

現在、欧州各国にまたがるシェールガス鉱区候補地の買収に多額投資が行われています。欧州の石油・ガス業界における国際企業および国内企業は、シェールガスが埋蔵している可能性のある欧州各地の土地買収を拡大する予定です。この地域のシェールガス資源の存在はまだ確実には証明されていないため、欧州の土地価格は米国に比べてかなり低くなっています。

ポーランドは魅力的な優遇措置を設けて、シェールガス開発への投資を奨励しています。ポーランドにおける土地価格はとても低いので、多くのIOC(国際石油企業)がポーランドの鉱区獲得に向けて投資を行っています。これらの企業には、ExxonMobilやChevron、ConocoPhillips、 Marathon Oil およびTalisman Energy等が含まれます。2011年5月、Chevronは、3000万ユーロ(4400万米ドル)を投資し、ブルガリアでの掘削許可を取得しました。

欧州のシェールガス開発は、ロシアへの依存を軽減するための手段
ロシアへのエネルギー依存からの脱却が、欧州のシェールガス開発をけん引する要因のひとつです。欧州では、天然ガスの消費量が多く、その大半を天然ガスの輸入(主にロシア、ノルウェー、そしてアルジェリアから)に依存しています。ロシアは欧州各国に輸入される天然ガスの約26%を供給しています。東欧は地理的に近いこともあり、ロシアからのガス輸入に大きく依存していますが、これは東欧諸国にエネルギー安全保障への脅威と見なされています。西欧各国でも、北海に石油・ガス資源があるものの、その産出量が減少しているため、天然ガス輸入への依存が拡大しています。欧州諸国では、欧州にある非在来型ガス資源を通して、米国でのシェールガス開発の成功に倣いたいと期待しています。

欧州のシェールガス市場(2011年):市場分析・産業動向・競合環境
Gas Shales in Europe, 2011 - Market Analysis, Industry Development and Competitive Landscape

http://www.gii.co.jp/report/gd215020-gas-shales-europe-2011-market-analysis-industry.html
出版日 2011年10月
発行: グローバルデータ

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欧州のシェールガス産業
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