直木賞作家・澤田瞳子が放つ傑作歴史長編 『恋ふらむ鳥は』7月4日発売!

毎日新聞出版株式会社は、2022年7月4日に直木賞作家・澤田瞳子さんの歴史小説『恋ふらむ鳥は』を発売します。

『恋ふらむ鳥は』書影(帯あり)

「誰かの娘、妻、そして母としてではなく、一人の人間として生きる――」
飛鳥の動乱を生き抜いた万葉の歌人、額田王(ぬかたのおおきみ)の激動の半生

従来の額田王像にとらわれない物語構成、女性の自立、壬申の乱からちょうど1350年など、2022年の今、ぜひ読んでいただきたい要素がぎっしりとつまった一冊です。

本書の内容

古しへに 恋ふらむ鳥は 杜鵑(ほととぎす) けだしや鳴きし 我が念へるごと

時は7世紀。飛鳥の世に生きた一人の女、額田王(ぬかたのおおきみ)は子まで成した大海人王子(おおあまのみこ)と別れ、その兄、葛城王子(かつらぎのみこ)の仕切る宮城で宮人として勤めに邁進する。女の身で、一人の人間として歌詠みとして生きる道を模索するも、葛城の死、大海人の挙兵でその運命は一転する。白村江の大敗、叔父と甥が争う壬申の乱……。動乱の飛鳥の世を生き抜いた額田王の運命はいかに。

書誌情報

書籍タイトル: 『恋ふらむ鳥は』
著者    : 澤田瞳子
価格    : 2,200円(税込)
発行    : 毎日新聞出版
判型    : 四六判・上製
ページ数  : 568ページ
ISBN    : 978-4-620-10857-5
        https://mainichibooks.com/books/novel-critic/post-570.html

著者プロフィール

澤田瞳子(さわだ・とうこ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を、16年『若冲』で第9回親鸞賞を、20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞を、21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞をそれぞれ受賞。近著に『輝山』『漆花ひとつ』がある。

『恋ふらむ鳥は』書影(帯なし)
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