高めることですべてがうまくいく「心の成長ステージ」とは?

高めることですべてがうまくいく「心の成長ステージ」とは?
高めることですべてがうまくいく「心の成長ステージ」とは?

突然ですが、あなたは、「自分のため」に生きていますか?

「こんなに相手のことを思っているのに、なぜ分かってくれないのだろう?」「こんなに会社のことを思っているのに、なぜ分かってくれないのだろう?」

このように、親のため、お客さんのため、従業員のため、会社のために一生懸命やっているのに、「なぜ私はこんなに満たされないのだろう?」「何でこんなにしんどいのだろう?」と思っている人は、常に悩みや苦しみから逃れられず、自分のために生きられていません。

そこで、セラピスト養成トレーナーである岩崎順子氏の著書『自分を浄化すると幸せになれる 人生のステージを高めればすべてうまくいく』http://www.asa21.com/book/b557140.htmlより、自分に素直になり、自分のために生きるにはどうすればよいかをご紹介します。

※以下、本文より抜粋

苦しみの原因の根幹は、共依存⁉

自分のことよりも相手や会社のことを一番に考え、自分のために生きられず、人間関係の悩みや苦しみから逃れられない……。

そのような悩みを抱えている人は、「共依存」が原因である可能性が高いです。

親子関係や上司と部下の関係、友人関係など、すべての人間関係の悩みや苦しみから抜け出すには、この共依存の仕組みを理解することが、何より大切です。

一体、「共依存」とは何なのでしょうか?

共依存とは、「愛情不足や自己愛の欠落した人同士が、お互いに相手に依存し合う関係性のこと」です。

共依存関係から脱することができなければ、「自分の人生を自由に生きてはいけない」「誰かのために生きなければならない」と思い込み、他人のために必死に生きようとして、無理をしては裏切られてしまいます。

まるで、神様から罰を与えられているような人生……。

しかし、これらはすべて自分自身への愛情不足からきています。

自分自身への愛情が足りていないから、人は誰かに依存しようとするのです。

恋愛は「恋の病」と言われますが、共依存は「愛の病」と認識すると分かりやすいでしょう。

特に、「損得勘定」は、共依存関係に陥る原因の1つです。

この人と一緒にいることでメリットがあるのかないのかを人は無意識に考え、選び、行動します。

不足した愛やお金を求めて、他人に依存する、つまり共依存には誰もが陥るということなのです。

共依存体質の強い方は、親子やパートナーといった近しい関係の相手だけではなく、友人や知人、時には他人とも、共依存関係に陥ります。

共依存関係に陥ると、「自分の人生」を生きることができません。

共依存体質が強い人が側にいると、無意識のうちに共依存関係に引き込まれてしまいます。

一度でも共依存関係という悪循環にハマると抜け出すことが困難な状況となり、最後には相手と「絶縁」という形でしか縁が切れないほど、苦しい関係になってしまうケースが多いのです。

共依存から抜け出し、自分自身を浄化して、さまざまな苦しい人間関係から自由になるためには、他者と適切な距離感を保ち、「自分自身の人生を生きる」と自分に約束することが大切です。

その方法などを細かく分析し、自分が今、陥っている共依存関係の原因となる意識状態のあり方や心の成長の度合いを四段階のステージに分類したのが、「心の成長ステージ」です。

「心の成長ステージ」とは?

「心の成長ステージ」は、実際に悩んだり、苦しんできた体験や多くの方々をカウンセリングしてきた実体験から生み出されたものです。

もちろん、それぞれ個性があり、1人ひとり違うため、簡単に各ステージに分類できるものではありません。

しかし、多くの方のカウンセリング結果を受け、人間関係の悩みや苦しみというのは、ある程度パターン化されていることが分かりました。

それは、他者や環境への「依存」の度合いです。

会社であれ、家族関係であれ、恋愛関係であれ、友人関係であれ、ご近所との関係であれ、人は他者に期待や執着といった依存をせず、さまざまなしがらみを浄化して主体的に生きることができるようになればなるほど、人間関係の悩みや苦しみはなくなり、自由になっていくのです。

人間関係の悩みや苦しみ、精神の成長段階を「依存」と「自由」という観点からシンプルに分類し、他者と関わる際の意識状態を1〜4のステージで表したものが「心の成長ステージ」です。

これは、人や社会とどんなふうに関わっているのかを判断するための指標となります。

この「心の成長ステージ」活用することで自分が今、他者とどのような関係にあるために人間関係がうまくいかないのかということを客観的に理解できます。

それぞれのステージ(他者との関わり方の位置)の特徴やそこから具体的に変化する方法も示唆しています。

自分の意識状態が「心の成長ステージ」のどこにあるかを明確に知ることで、今あなたが陥っている共依存の関係から解き放たれ、新しいステージへの道が拓けるのです。

1つだけ注意していただきたいのは、このステージは階段を上がるようにレベルアップしていくものではないということです。

ステージは4つ設定されていますが、ステージ1とステージ2のどちらの意識状態が上ということもありませんし、ステージ1の意識状態を抜け出したから自分はステージ2の意識状態になったという固定的なものでもありません。

ステージは、その時のあなたの心のあり方(意識状態)により常に変動します。

例えば、「この組織に関わっている時はステージ1」「この人と関わっている時はステージ2」といった具合です。

また、置かれた環境や状況によっても、意識状態は変わります。

家庭では人任せで依存心の強い意識状態でも、職場ではリーダーとして周りをサポートする意識状態になっている人もいるかもしれません。

このように異なるステージの意識状態が、1人の人間の中に共存していることは、普通にあり得るのです。

心の成長ステージ
心の成長ステージ

各ステージの意識状態は、次のようなものです。

ステージ1とステージ2の意識状態の人は、他人軸で生きているため、お互いに依存し合う「共依存」のステージです。
良くも悪くも運命を共にする「運命共同体」の関係性であるとも言えます。

一方、ステージ3とステージ4の意識状態の人は、自分軸で生きています。

ステージ3は、他人と自分を区別して、自分の個性を大切にし、自分の生きたいように生きている意識状態です。

このステージ3の意識状態の人たちが自分たちだけでなく、他人の個性をも受け入れられるようになるとステージ4の意識状態になることができます。

つまり、ステージ4の意識状態は、お互いに様々なもの(個性や役割、能力など)を与え合い、受け取り合うという「相互依存」のステージです。
1人ではなく、誰かと同じ夢や目標を抱き、共に自主的に行動する「共同創造」の関係性であると言えます。

基本的に、人間関係で悩んだり、苦しんだりするステージ1とステージ2の意識状態から、精神的に自立していて、自由な意識状態であるステージ3を目指すというふうに捉えてください。

ステージ3を目指す
ステージ3を目指す

そして、その延長線上に、チームプレーであるステージ4の意識状態があります。

自分が今誰か、や何かとの関わりに苦しんでいたり、うまくいかないと感じたりしている人は、大抵ステージ1とステージ2のどちらかの意識状態に当てはまっています。

その時、相手との共依存の関係がより深く陥らないように、「ステージ1やステージ2の意識状態に陥りかけている」「ステージ1やステージ2の意識状態に陥ろうとしている」「ステージ1やステージ2の意識状態にどっぷり陥っている」というふうに自分の意識状態に気づけば、その関係を回避したり、脱したりすることができます。

そのためには、自分の苦しみの原因が、ステージ1とステージ2のどちらの意識状態にあるのか、はっきりと気づくことが必要です。

常に「自分の意識状態がどこにあるか」を自己認識することが、今の苦しい状況から抜け出すポイントです。

そして、「自分らしく、主体的で、自由に、のびのびと生きる」というステージ3やステージ4の意識状態を目指すというふうに「心の成長ステージ」を捉えて、活用してみましょう。

自分を知り、自分を変えることが、すべての問題における根本解決の第一歩です。

自分が変われば、周りも変わる

苦しい状況から何とか脱しようとして、他人や組織といった周囲の環境を変えようとしても、なかなか変わるものではありません。

ものすごく莫大なエネルギーを使い、人間関係を変化させようと一生懸命頑張っても、結果的に何も変わらないことに絶望し、「人生なんてこんなものさ」と思って生きている方も多いかもしれません。

しかし、自分が今どのステージにいて、どんなふうに他人や組織と関わっているのか、誰と共依存の関係に陥っているのかを明確に認識すれば、他者への対応の仕方や自分がどう変化すればいいのかがはっきりと分かります。

そうすると、自ずと周囲や環境も変わっていくのです。

自分が変われば、不思議なことに周囲も変わります。

実際に、「心の成長ステージ」を意識することで、人間関係が良好になり、個人が持つ本来の生命エネルギー、つまり元氣(元々ある〝氣〞)が好循環を生み出し、仕事面や心身の健康面にまで反映していく奇跡をたくさん目の当たりにしてきました。

つまり、人というのは自分次第で、誰でも幸せになることができるのです。

「心の成長ステージ」を認識すると、具体的には次のようなことが起こります。

1.人間関係が変化し、環境を変えることができる
2.なりたい自分になり、自己実現力が高まる
3.自分自身が浄化され、パワースポットのような存在になる

年齢や経験は関係ありません。難しいテクニックも必要ありません。

今、この瞬間から、自分の意識状態を自己認識するだけで、これらのことがどんどん変化していくのです。

まずは、自分の「心の成長ステージ」がどこにあるのかを見つけてみましょう。

自分の意識状態に気づき、あなたが囚われている人間関係を浄化することから、誰でも新しい人生を歩み出すことができます。

ステージを意識して動くことで、気づけばあなた自身が浄化され、パワースポットのようなエネルギーに満ちた存在になって、周囲にいる多くの人々に愛や元気を与えることができるようになっていることでしょう。

まとめ

「心の成長ステージ」は、これまで私たちを支配してきた共依存関係を乗り越えて、自分を浄化することにより〝自由な個人〞として生きていくための新しい指針です。

あなたは、古い価値観から解放され、新しい人生を踏み出すチャンスを手に入れました。

自分は今、どの「心の成長ステージ」にいるかを理解していく中で、さまざまなタイプの「共依存」から抜け出すことができ、「自分のため」に生きることができるようになるでしょう。

著者プロフィール

岩崎順子(いわさき・じゅんこ)

著者:岩崎順子
著者:岩崎順子

20代は、エステティシャンとして活動し、実績を積み重ね、物質的成功を収める。その後、仕事や家庭内での人間関係によるストレスで、心身症と急性胃腸炎で入院し、退職。1998年、レイキ療法に救われ、レイキの道に進む。同年、ヒーリングサロンをオープン。
レイキ以外に心理・哲学・波動・動物セラピーなど、様々な学びを探求し、体系化する。2005年、レイキの協会を発起し、全国や海外で指導するが、組織の体制に合わず10年後に退任。2015年、元の氣塾を設立。医師や看護師など指導者に向けたセラピスト養成講座を開始。2017年、非営利法人 日本レイキ療法学会を設立。少年院から出院した人の社会復帰を支援する良心塾などの活動を支援する。2020年より和歌山にて自然農法や農地開拓など田舎暮しを推奨する活動を本格的に行っている。
著書に『あなた自身がパワースポットになる方法』(2015年・文芸社)、『Life-彼女の生きた道』(共著・2017年・せせらぎ出版)がある。

書籍情報

表紙
表紙

タイトル:自分を浄化すると幸せになれる 人生のステージを高めればすべてうまくいく
著者:岩崎順子
ページ数:192ページ 
価格:1,430円(10%税込) 
発行日:2021年2月20日
ISBN:978-4-86667-261-8
http://www.asa21.com/book/b557140.html

amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866672617/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/16601596/?l-id=search-c-item-text-01

目次

プロローグ 高めることですべてがうまくいく 「心の成長ステージ」とは
ステージ1 「依存的・他人軸・共依存」
ステージ2 「自力的・他人軸・共依存」
ステージ3 「自己愛・自分軸・自己変革」
ステージ4 「共同創造・ 自分軸・他者受容」
おわりに 自分を浄化すると幸せになれる


AIが記事を作成しています