小学校で初の取り組み「オレンジの羽根募金活動」 板橋区立 大谷口小学校で感謝状贈呈式を実施
~児童養護施設の子どもたちのより良い未来を創る「オレンジの羽根募金」~
全国に610ヶ所ある児童養護施設で暮らす約23,000人の子どもたちを支えるオレンジの羽根募金。その取り組みを知った板橋区立 大谷口小学校の児童が主体となって取り組んだ学校内での募金活動に対して、一般財団法人 日本児童養護施設財団から感謝状が贈られました。
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感謝状の贈呈式は2025年2月12日の全校朝会で行われ、一般財団法人 日本児童養護施設財団 専務理事 本郷 暁洋から、今回の募金活動を企画・実行した実行委員会の児童に贈られました。
また、本郷専務理事は贈呈式の挨拶において、児童養護施設の現状について簡単な説明を行い、オレンジの羽根募金活動の重要性を強調しました。日本児童養護施設財団の公式マスコットキャラクター「もっち~」の着ぐるみも壇上に登場し、会場は児童の歓声に包まれました。
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2025年1月16日と17日に行われた募金活動は、同校の特別授業の一環として実施され、実行委員会の児童が廊下に立ち、大谷口小学校に通う約350人の児童に対して募金を呼びかけていました。
初めての募金活動に緊張していたものの、何度も呼びかけているうちに慣れていく様子が見られました。
また、募金をしてもらうことで達成感を感じ、活動への意欲が更に高まっていく姿が印象的でした。
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今回のような取り組みが他の小学校や中学校にも広がっていくことで、児童養護施設で暮らす子どもたちへの理解と支援が広がっていくと確信しています。児童たちの力で社会貢献活動をさらに推進していくことを願っています。
児童養護施設とは
児童養護施設(全国610ヶ所)とは、保護者のいない子どもや、保護者の元で適切な養育を受けられない子どもたちが安心して生活できるように支援する施設。日本国内では児童虐待など様々な家庭環境や事情を抱えた約23,000人の子どもたちが、児童養護施設で生活し、健全な成長と自立を目指しています。施設では、専門のスタッフが子どもたちの生活全般をサポートし、教育や心身の健康、社会性の育成に力を注いでいます。子どもたちはここで、家庭的な環境の中で生活を送りながら、自立に向けた準備を進めていきます。また、彼らが将来社会に出てからも力強く生きていけるように、社会的なスキルや自己肯定感の育成にも重点を置いています。ただ、施設退所後は支援が極端に少なくなり、困難を抱えている若者が多いという現状があります。
法人概要
【一般財団法人 日本児童養護施設財団】( https://japan-child-foundation.org )
当財団は、児童養護施設勤務を経験した職員が立ち上げた財団法人であり、全国の児童養護施設で暮らす子どもたちとそれに関わる方々への支援を行っています。
【オレンジの羽根募金】( https://orangehane.or.jp )
学校の取り組みとしてオレンジの羽根募金活動の実施を検討している方は、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。