日本酒の味わいと記憶を旅する革新アニメーションドキュメンタリー 『The Taste of Water』始動!国際映画祭でも話題に
「この一杯に、物語がある。」 日本酒を「水のようだ」と語った父の一言をきっかけに、 漫画家がその意味を探る旅へ──。
合同会社ズーパーズース(所在地:東京都杉並区成田東5-33-10、代表社員:中島良)は、革新のアニメーションドキュメンタリー『The Taste of Water』が始動したことをお知らせします。

あらすじ
『The Taste of Water』は、主人公・オオカドが父親と交わした一杯の日本酒から始まる“記憶の旅”。父から「水のようだ」と評されたその日本酒は、どのような意味を持っていたのか――。
漫画家となった彼は、酒酵母の精霊コボくんと日本各地を巡りながら、奥深い「日本酒の世界」に迫っていく。
文化・歴史・土地の記憶に触れ、感覚と記憶が重なり合う“味覚のイメージ”をアニメーションで可視化する、全く新しいドキュメンタリー映画。
作品概要
タイトル:The Taste of Water(ザ・テイスト・オブ・ウォーター)
形式 :長編アニメーション・ドキュメンタリー(100分)
ジャンル:文化・旅・日本酒
内容 :日本酒の“味”をめぐる発見の旅を、
独自のイマジネーション表現で描くロードムービー
言語 :日本語(英語字幕付き)
日程 :2025年7月より撮影を開始し、完成は2026年春を予定。
作品の魅力 :アートスタイル
アニメーションで体感する、“日本酒の五感”
映像としては「水のように透明」な日本酒ですが、実は一杯ごとに異なる味わい、香り、質感があり、それぞれにしっかりとした個性があります。
こうした実写の映像では捉えにくい“感覚”を、アニメーションの力で視覚的に表現します。
このイラストは日本酒の谷泉を飲み、湧き出た泉の清涼感と桜吹雪に包まれる華やかさという味を水彩タッチのアニメーションで表現しています。
映像ならではの表現で、日本酒の豊かな世界を五感に響くかたちで伝えていきます。

全5章で紐解く日本酒の魅力──中でも注目は第4章:日本酒の危機
本作は、日本酒の作り方から歴史、文化、危機、未来までを全5章で描いています。
なかでも特に強い印象を残すのが、第4章「日本酒の危機」。
能登半島地震によって倒壊した酒蔵。
長年生き続けてきた“蔵付き酵母”が失われる中、ライバル蔵と手を取り合い、奇跡のコラボ酒を仕込んだ酒蔵の物語は、日本酒業界が持つ「助け合い」の精神そのものを映し出します。
災害だけでなく、後継者不足という静かな危機にもさらされる今──。
この作品を通して、日本酒は、“水の味”に象徴されるような、多面的でありながら同時にシンプルな“心のつながり”を生み出す存在である。と人々の感情に訴えます。
アヌシー映画祭・MIFAでの国際発表
本作は、フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭併催のMIFA(国際見本市)にて、2025年6月に作品のプレゼンテーションを行い、海外アニメーション業界関係者・投資家・ディストリビューターから高い評価を受けました。
東京都の海外進出ステップアップ支援事業の一つとして選出され、現地での展示とピッチプレゼンテーションを通じてグローバル展開の足がかりを築いています。
また、期間中のネットワーキングパーティーでは、岩手県の銘酒「南部美人」や、スイスの酒蔵「YAMASAKE」など、多様な日本酒をふるまい、多くの来場者との交流を深めました。日本文化への関心も高く、味わいを通じたコミュニケーションが、作品への興味をさらに高めるきっかけにもなりました。

監督からのメッセージ
私は20歳で日本に来た外国人として、日本酒との出会いに強い衝撃を受けました。
見た目は透明な液体なのに、味・香り・文化的背景がこれほどまでに多層的であることに驚かされたのです。
本作では、そんな「日本酒の奥深さ」を、アニメーションの力を使って可視化します。味や記憶、感情といった目に見えないものを描けるのがアニメーションの強みです。
アメリカとヨーロッパで育った私だからこそ見える“外からの視点”で、日本人が見逃しがちな価値を再発見するきっかけになればと思います。
各地の酒蔵に息づく歴史や職人の技、自然への感謝が込められた一杯の酒。
日本酒は単なる飲み物ではなく、文化そのものを感じる体験なのです。
それこそが「水の味」の本当の意味であり、日本酒の深さです。
監督 大神田リキ
3人のマルチクリエイターが生み出す、異才のコラボレーション!
主演:大門嵩
テレビ、映画、CMと幅広く活躍する俳優でありながら、アニメーション制作を行うマルチクリエイター。監督した短編アニメーション『マンガ ガールズ』は、VIPOとFestival Scopeが主催する「ベルリン国際映画祭向け28作品」に選出。これまでに国内外の映画祭で20以上の賞を受賞し、高い評価を獲得。
2024年には、川尻将由監督の長編アニメーション映画『CHERRY AND VIRGIN』に主演。

企画・監督:大神田リキ
2002年、アメリカから日本に移住。
映画監督・小説家・タレント・女優とマルチに活躍。代表作、映画「カツラ」アニメ「Chibiham Juicy and Me」
2024年には、映画『ちんとんしゃん』でJapan Indies Film Festival 長編部門グランプリ(最優秀作品賞)を受賞。日本酒・茶道・着物に長じ、日本文化への造詣が深い。

プロデューサー:中島良
合同会社ズーパーズース代表。
24年、長編映画「死が美しいなんて誰が言った」がアヌシー国際アニメーション映画祭に入選。
映画「なつやすみの巨匠」をはじめ7本の長編映画を監督。AIを使用し、実写とアニメの垣根を越える映像制作に取り組んでいる。

公式情報・今後の展開
- 公式サイト : https://taste-of-water.super.site
- 公式X(旧Twitter): https://x.com/supersub_mocap @supersub_mocap
- ティーザー映像 : https://youtu.be/cj0CrbN8QLk
- 2025年7月より撮影を開始し、完成は翌春を予定。
会社概要
合同会社ズーパーズース
所在地: 〒166-0015 東京都杉並区成田東5-33-10
設立 : 2020年2月
URL : https://supersub.mocap.co.jp

