桜を通じて福島・東北等を応援する「さくらプロジェクト」 福島で育てた桜「はるか」を徳島県阿南市へ寄贈
~福島の震災語り部による同市の住民、中学生などを対象とした講演会も同時開催~
NTTファイナンス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:伊藤 正三 以下 NTTファイナンス)は、東日本大震災からの復興を願い、福島や東北、さらには全国を応援することを目的とした「さくらプロジェクト」に2013年から参加しています。今年も東日本大震災が発生した3月11日を前に、徳島県阿南市へ、復興のシンボルとして福島県で育てられた新種の八重桜「はるか」の苗木(最大10本)を寄贈することといたしました。来る3月3日日曜日に同市科学センター広場において植樹式を行います。
「さくらプロジェクト」は、福島県内で育てられた「はるか」の全国への植樹活動を通じて、福島・東北さらには全国を応援し、東日本大震災の記憶の風化を防ぎ、復興支援につなげる取り組みを行っています。NTTファイナンスにおいても、これまで各地で植樹活動を行っており、今回で8回目となります。今回は福島県いわき市において、震災の語り部活動を行っている大谷慶一さん(いわき語り部の会会長、防災士)をお招きし、同市の住民、中学生などを対象とした講演会も開催します。
◆阿南市への「はるか」寄贈・植樹について
1997年にオープンした阿南市科学センターは、展示物や機器なども一般的な展示見学型の科学館や博物館と違って、小中学校の理科の授業が行える科学施設となっており、主に理科学習、体験活動を行う「体験館」と、口径113cm大型望遠鏡を備えた「天文館」という2つの建物があります。阿南市内の子どもたちにとっては、理科を楽しく学習することができる、なじみのある施設となっています。
NTTファイナンスは桜を通じて福島・東北等を応援する「さくらプロジェクト」の一環として、全国各地に福島で育てられた新種の桜「はるか」を植樹する活動を行ってきました。阿南市は海沿いで南海トラフを震源とした地震が起きた際には大きな影響を受ける可能性があります。こうした環境から防災活動に力を入れている阿南市においては、東日本大震災の記憶を風化させず、今後の防災に役立てていこうという「さくらプロジェクト」の考え方に賛同され、今回の植樹の運びとなりました。NTTファイナンスでは、植樹した「はるか」が次代を担う子どもたちや地域の住民などの目に触れることで、改めて震災等災害への備えを再確認する機会にしていただければと考えております。なお当日の植樹式には、阿南市の岩佐市長ほか関係者の方々に加え、地元の阿南市立那賀川中学校の生徒代表2名にも参加いただく予定です。
◆福島の語り部 大谷 慶一さん講演会 実施概要
日時 :2024年3月3日(日) 講演会 午前10時~(開場9時30分)
場所 :徳島県阿南市那賀川町 阿南市科学センター
講演者:大谷 慶一さん (おおたにけいいち 福島県いわき語り部の会会長、防災士)
内容 :大谷さんが住むいわき市薄磯地区は東日本大震災前、340世帯、780人が生活していましたが、津波により一瞬にして壊滅状態となり、住民116人が犠牲となりました。
大谷さんは東日本大震災を後世に伝えようと設立された「いわき震災伝承みらい館」を中心に
震災の語り部として、こうした経験を語りつぐことで災害への備えの大切さを訴えています。
◆NTTファイナンスによる「さくらプロジェクト」植樹式 実施概要
日時 :2024年3月3日(日) 植樹式 午前11時15分~
場所 :徳島県阿南市那賀川町 阿南市科学センター
主催 :さくらプロジェクト
NTTファイナンス株式会社
参加者:岩佐 義弘 阿南市長
藤本 圭 阿南市議会議長
西田 修 阿南市副市長 ※「西」の真ん中縦2本は直線
坂本 和裕 阿南市教育長
東條 盛彦 阿南市政策監
加藤 拓 NTT西日本 徳島支店長
大谷 慶一 いわき語り部の会会長 防災士
阿南市立那賀川中学校生徒代表 2年生2名
藤本 小百合 桜プロジェクト株式会社 代表取締役社長
伊藤 正三 NTTファイナンス株式会社 代表取締役社長
(以上、敬称略)
内容 :参加者が「はるか」の苗木を植樹するとともに、阿南市長 岩佐様へ記念プレートの贈呈を行います。
◆「さくらプロジェクト」について
2013年に復興のシンボルとして新種の八重桜「はるか」の苗木を福島県に寄贈したことをきっかけとして発足。福島県内で苗木を育て、全国への植樹活動を行うことで、この桜に込められたメッセージを全国に広めています。また、東北地域を活性化させるイベント「プロジェクションマッピング はるか」の企画・運営やその広報活動を通じ、復興機運の風化防止に努めています。
◆桜の品種 「はるか」について
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所が開発し、福島県に贈られた新しい八重桜です。福島・東北を応援するシンボルとして、"はるかかなたの未来に広がって欲しい"という想いを込めて、NHK大河ドラマ「八重の桜」で主役を演じた女優の綾瀬 はるかさんが、2013年12月24日に命名しました。(今回、植樹する苗木は福島県林業研究センターで育成されたものです)。