うわ、でかい!! 岡山理科大に世界最大級の恐竜足跡化石のレプリカ/「地球のメッセージ」見てみて/タルボサウルスと並んで展示

2019-10-25 19:00

岡山理科大学(岡山市北区理大町)とモンゴルの共同調査隊が2016年から翌年にかけてゴビ砂漠で発見した世界最大級の恐竜足跡化石4個のうち1個のレプリカ(長さ約106センチ)が2019年10月25日、岡山キャンパスにお目見えしました。東京で開催されていた「恐竜博2019」(7月13日~10月14日)で展示されていたものを譲り受けました。

展示場所はA1号館1階のエントランスホールで、既に展示されているタルボサウルスの全身骨格標本(全長約10メートル)と並んで、来館者の注目を集めそうです。

足跡化石は2016年8月に1つが見つかり、2017年に学生と教員がモンゴルの隊員と力を合わせてその続きを発掘。新たに3個、合計4個が連続した歩行の跡として発見されました。足跡の凹みに砂が入って固まった「足型」の化石でした。

恐竜足跡化石が専門の石垣忍教授(生物地球学部)によると、首と尾の長い大型植物食恐竜「竜脚類」の足跡とみられ、全長は30メートルぐらいになるだろうとのことです。一連の歩行の跡が見つかったことで、超大型恐竜の歩き方や爪の動き、歩行速度といった生態の推定が可能になりました。

石垣教授は「この足跡の長さを4倍すると後ろ足の長さになります。それをもとに体全体の大きさを想像してほしい。首が(A1号館の)2階に突き抜け、尾の先は建物の入り口に達します。この足跡は『そんな生き物が本当に歩いていた』という地球のメッセージです」と話しています。

【岡山理科大学について】
http://www.ous.ac.jp/
1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
岡山理科大学 入試広報部
TEL:086-256-8412(内線1226)

竜脚類の復元図
「4個のうちのこれです」と指し示す石垣教授
理大岡山キャンパスにお目見えした恐竜足跡化石のレプリカ
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