パーフェクトにマッチするIT企業とIVD企業
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Kalorama Informationが発行した報告書「Bioinformatics in IVD Testing (体外診断検査におけるバイオインフォマティクス)」の販売を開始しました。
従来の体外診断薬(IVD)検査は、医師や研究者により解読が可能なものでしたが、DNA塩基配列決定法、プロテオミクス、質量分析を使用した新しい複合検査では、コンピュータによる解読が可能になりました。医療市場調査会社のKalorama Informationによると、アルゴリズム的支援プログラムや画像読取ソフトなどの、「バイオインフォマティクス」製品が大幅に増加しています。現在進行形で生成されているテキストデータの純粋な量や複雑性は、医師が最新の情報をキャッチアップする能力の上を行き、コンピューティング大手とIVD大手との新たな連携を促していると当レポートは述べています。
Kalorama Informationによると、コンピュータ診断は、臨床検査室の専門家にとっては、臨床医による病状診断に不可価値を与える機会をもたらすものです。試験ベンダーと協力したIT企業は、人間による試験結果解読能力を補完するコンピュータソフトウェアを開発しています。誤診などの医療ミスを減らすというプレッシャーが強いため、出資金も高く、さらに、予測アルゴリズムを開発するために臨床データを使用するという能力は、検査室の試験データに大きな価値を追加します。Qiagen、Roche、Illumina、Life TechnologiesなどのIVD企業は、自社のバイオインフォマティクスのプラットフォームを新たな診断を開発するために拡大しています。
同レポートの著者でアナリスト、Shara Rosen氏は、「従来の診断と比べると、正確さは別次元です。インフォマティクスを加えることで、病気の進行と治療結果に、マッチする試験データによる正確性が加わります」と述べます。
Rosen氏によると、バイオインフォマティクスに基づく試験では、試験結果はデータポイントとして扱われ、電子カルテや他のデータベースにデジタル保存された複数の患者の情報と比較し、治療手段に対する証拠に基づいた優先権を決める情報を生み出すことができます。
Ingenuity Systems(カリフォルニア州レッドウッドシティ)などのソフトウェアスペシャリストは、分子技術企業と共同でアルゴリズムを開発し、一方でDakoやAperioなどの病理学の試験企業も、ミュンヘンのDefiniensなどの画像処理ソフト開発企業と連携しています。
同レポートでは、コンピューティングの大手と、体外診断薬の専門企業によるさらなる連携や協力について記述しています。
市場調査レポート: 体外診断検査におけるバイオインフォマティクス
Bioinformatics in IVD TestingTitle
http://www.gii.co.jp/report/kl274429-bioinformatics-ivd-testing.html
出版日:2013年06月07日
発行:Kalorama Information
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