書籍『AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略  次世代型現場力の創造』  2021年8月20日より全国書店にて販売

企業の組織競争力を高める「正しいアジャイル」実践の鍵

戦略コンサルティングファームであるベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドは、海外における数多くの学びを反映させた、企業改革を成功に導くための実践的な指南書となる書籍『AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略 次世代型現場力の創造』を、2021年8月20日に株式会社東洋経済新報社より全国書店にて発売いたします。

AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略 次世代型現場力の創造

本書では変革のスピードと効果を一気に高め、組織の競争力を高める起爆剤となるAX(アジャイル・トランスフォーメーション)の考え方とその実践方法について論じています。アジャイルというと「ITやシステムのための開発手法」や「新しい商品開発の手法」だと思われがちですが、アジャイル経営とは、徹底的な顧客目線で試行錯誤を通し最適な方法を学ぶことを高速で繰り返すことで、変革・イノベーションを推進するための定評ある手法です。

コロナ禍によって事業環境が今まで以上に激変する中、企業は生き残りをかけてこれまで先送りにしてきた変革に取り組み始めています。しかし、変わらないことに慣れ、何かを変えるにしても既存路線の延長での改善に留まり、大きな変革に取り組んでこなかったが故、やらなければいけないこと(WHAT)はわかっているが、どうやればいいか(HOW)が難しいと思い悩む経営者が多く存在します。そして、ベインが企業変革の取り組みの結果について調査を行ったところ、成功したのはたったの12%に過ぎないということも分かっています。変革に踏み切ったとしても成功させることは容易ではありません。
しかし、AXを正しく実践すれば、企業はしがらみや大企業病から来る障害・抵抗を排除し、「顧客第一主義」と「ノーブルミッション(崇高な使命)」に回帰して、いわば徹底的に外に向き合う競争力のある企業へと自らを変革させることができます。どうすればAXを正しく導入できるのか、本書では具体的な事例を交えながら解説しています。

通常業務を支える官僚機構とAX

変革・イノベーションは通常業務にディスラプションをもたらすことが多く、「通常業務の遂行」と「変革・イノベーションの推進」という両輪をいかに同時に回すかということに企業のリーダーは頭を悩ませています。特に日本企業においては極めて通常業務の運営の呪縛が強い例が多くみられ、完成された組織であればあるほどその傾向は顕著です。変革を成功させる上で「早く失敗してそこから学ぶ」というサイクルを高速でまわすことが重要です。しかし、完璧を求めてしまう傾向が強い日本企業では、失敗を恐れずチャレンジし続けることができるようなアジャイル専任チームを組織できないと、変革が頓挫してしまいます。また、アジャイルプロジェクトを通常業務の官僚型プロセスで管理しようとしても、うまく機能しなくなります。一方で官僚型プロセスの全否定から入り、すべてをアジャイル変革・イノベーションプロセスに塗り替えようとすると、業務が壊れて回らなくなってしまいます。ともすると官僚型の仕組みは悪者扱いされがちですが、通常業務の安定した運営には欠かせません。本書ではいかにしてこのバランスを保ち、企業を強化していくべきかについても解説しています。

図表1

書籍概要

・タイトル :『AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略
       次世代型現場力の創造』
・著者・解説:ベイン・アンド・カンパニー
       ダレル・リグビー、サラ・エルク、スティーブ・ベレズ、
       石川順也、市川雅稔
・発行   :株式会社東洋経済新報社
・発売日  :2021年8月20日(金)より順次発売
       (※書店により発売日が異なります)
・定価   :2,800円+税

書籍目次

●はじめに
●イントロダクション
●第1章:アジャイルはどのように機能するのか
●第2章:アジャイルの拡大-社内でどこまでアジャイルを拡大するか
●第3章:どのレベルまでアジャイルを適用すべきか?
●第4章:アジャイルリーダーシップ
●第5章:アジャイルな計画、予算、そして検証
●第6章:アジャイルな組織、構造、人材管理
●第7章:アジャイルなプロセスとテクノロジー
●第8章:アジャイルの正しい実践法
●第9章:日本の企業への示唆
●おわりに

ベイン・アンド・カンパニーについて

ベイン・アンド・カンパニーは、未来を切り開き、変革を起こそうとしている世界のビジネス・リーダーを支援しているコンサルティングファームです。1973年の創設以来、クライアントの成功をベインの成功指標とし、世界38か国61拠点のネットワークを展開しています。クライアントが厳しい競争環境の中でも成長し続け、クライアントと共通の目標に向かって「結果」を出せるように支援しています。ベインのクライアントの株価は市場平均に対し約4倍のパフォーマンスを達成しており、私たちは持続可能で優れた結果をより早く提供するために、様々な業界や経営テーマにおける知識を統合し、外部の厳選されたデジタル企業等とも提携しながらクライアントごとにカスタマイズしたコンサルティング活動を行っています。

商号 : ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
代表者: 奥野 慎太郎(日本における代表)
所在地: 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー8階
URL  : https://www.bain.co.jp

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