代替TCOは、2016年に9億2500万米ドルに達すると予測
株式会社グローバル インフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「Emerging Markets for Non-ITO Transparent Conductive Oxides (ITOを除く透明導電性酸化物(TCO:Transparent Conductive Oxides)の新たな市場)」の販売を開始しました。
ナノテクノロジーの調査会社、ナノマーケッツの当報告書では、2016年までに代替透明導電性酸化物(TCO:Transparent Conductive Oxides)市場は、9億2,500万米ドルに達すると予測しています。
当報告書は、ITOに代わるTOC材料の様々な用途について分析しています。LCD、電子ペーパー、プラズマ・OLEDディスプレイ、タッチスクリーンセンサー、薄膜・有機PV、OLED照明、省エネ窓、スマートウィンドウ、日光制御フィルム、帯電防止およびRFI/EMIシールドなどがそうした用途としてあげられています。さらに、薄膜トランジスター向けアモルファスシリコンの代替材料としてのTCOの市場機会についても分析しています。
主な調査結果
フッ素ドープ酸化スズ(FTO)がITOの代替に! FTOは、すでに非常に成功しているCdTe型PVに透明伝導体として多く使用されています。さらに、FTOは省エネ窓に広く活用され、商業ビルにおけるコスト管理に役立っています。米国エネルギー省によれば、建設業界の不振にもかかわらず、省エネ窓への需要は急速に拡大しています。まさに「今ここ」に存在する市場機会は、素材サプライヤーにとっては非常に重要であると、ナノマーケッツは分析しています。一方、FTOはプラズマディスプレイやDSCソーラーへの使用、さらにシルバーコーティングの代替材料としての使用が提案されています。
ITOを除く透明導電性酸化物(TCO:Transparent Conductive Oxides)の新たな市場
Emerging Markets for Non-ITO Transparent Conductive Oxides
http://www.gii.co.jp/report/nan209310-emerging-markets-non-ito-transparent-conductive.html
出版日 2011年09月
発行: ナノマーケッツ
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