ジボダン社、米国の独立系大手企業、アンゲラー社の買収を完了
ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、米国を拠点にフレグランスとフレーバー、特殊原料を開発・製造・販売するアンゲラー・アンド・カンパニー(Ungerer&Company)の買収を完了したと発表しました。
アンゲラー(Ungerer)社は、米国ニュージャージー州に本社を置き、フレグランスとフレーバー、特殊原料を開発・製造・販売する独立系大手企業です。特にエッセンシャルオイルは、主にフレグランスとフレーバー用の天然原料として、エンドユーザー向けの品揃えが充実しているほか、北米では国内外にフレグランス分野とフレーバー分野で有力な顧客を数多く抱えています。125年余りの歴史を誇るアンゲラー(Ungerer)社は、すべての市場セグメントで確固たる地位を築き、顧客からは品質の高さが評価されています。60を超える国に拠点を置き、8か所の製造施設と6か所の研究開発センター、650名の従業員を擁する同社の供給力が加わることにより、ジボダン社は、その主軸であるフレグランス事業とフレーバー事業の市場におけるリーダーシップを一層、強化してまいります。
ジボダン社CEOのジル・アンドリエは次のように述べています。「ジボダンファミリーにアンゲラー(Ungerer)社の皆さんをお迎えすることになり、大変、嬉しく思います。アンゲラー(Ungerer)社の買収は、当社の主軸であるフレグランス事業とフレーバー事業の長期的戦略に完璧に沿ったものです。同社は、その良質な特殊原料により、市場で極めて高い評価を得ており、急成長中の各国・地域の顧客セグメントにおいて確固たる地位を築いています。私たちは、同社に深い尊敬の念を抱いており、今回の買収による垂直統合で、両社のフレグランス製品とフレーバー製品の主要な特殊原料事業を一元化し、かつ各国・地域のお客様と共にリーダーシップを発揮することで、業界における地位を一段と高めることができると確信しています。
今回の買収条件は非公開ですが、アンゲラー(Ungerer)社の事業が加わることにより、ジボダン社の売上高は2019年度に対し、約2億5,000万米ドル増加することが見込まれます。なお、ジボダン社は、今回の買収を手元資金で実施しました。
ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2019年の売上高は62億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、180を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で約14,900名を擁しています。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。
アンゲラー・アンド・カンパニー(Ungerer&Company)について
アンゲラー(Ungerer)社は、米国ニュージャージー州に本社を置き、食品・飲料・栄養補助製品・フレグランス・フレーバー業界向けに、フレグランスとフレーバー、特殊原料を開発・製造・販売する独立系大手企業です。エッセンシャルオイルとアロマケミカルの特殊原料の分野で 世界トップクラスのメーカーとしての評判を得ているほか、北米の各国・地域の顧客セグメントを中心に、フレグランスとフレーバーの創製でも確固たる地位を築き、60を超える国に拠点を構え、650名の従業員と8か所の製造施設、6か所の研究開発センターを擁しています。イノベーションと新技術の開発に情熱を燃やし、抜きん出た顧客サービスと、従業員を最も重視する企業文化を育みました。125年余りの歴史を誇るアンゲラー(Ungerer)社は、主にゲイリー・ボーヒーズの指揮の下、この数十年間はボーヒーズ一族が所有・経営してきました。アンゲラー(Ungerer)社の詳細は、 http://www.ungererandcompany.com をご覧ください。