松井証券、多種多様な切り口での分析業務を支える情報系システムの高速化のため「Oracle Database In-Memory」を採用
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、松井証券株式会社(本社:東京都千代田区麹町、代表取締役社長:松井 道夫、以下 松井証券)が、定型業務および非定型的な分析用途で利用している情報系システムの高速化を目的に、先進のインメモリ技術により「Oracle Database 12c」の処理性能を飛躍的に向上させる「Oracle Database In-Memory」を採用したことを発表します。
松井証券では、日々の膨大な取引データを集計した情報系システムを運用し、定形業務や非定型的な分析のために複数の部門で横断的に利用してきました。営業支援に関する情報、売買動向、さらにはシステム稼働の状況など多種多様なデータを活用し、顧客属性や日次、週次、月次といった時間属性、商品属性といった、さまざまな切り口での分析が行われています。同システムでは、頻繁に使われる直近のデータを格納したデータベースと、それ以前の過去10年以上のデータを蓄積した長期保管用データベースの2つを運用しており、分析対象のデータと切り口によっては検索結果の表示に時間がかかる、またはデータベース間のデータ移行に運用負荷がかかるなどの課題を抱えていました。
松井証券ではこのたび、2つに分散していたデータベースを、1つの「Oracle Database 12c」に統合することを決定し、データベース統合後の非定型分析の高速化を図るため、「Oracle Database In-Memory」を採用しました。採用にあたっては、既存のアプリケーションの変更なしでインメモリ機能による高速処理が実現できる点も評価されました。これによりNISA(少額投資非課税制度)などの制度対応や、新商品の追加などにより業務が追加・変更される際にも、今回のデータベース統合と分析の高速化により柔軟な対応が可能となるといった効果が期待されています。
「Oracle Database In-Memory」は、ロー(行)型とカラム(列)型の処理を最適に組み合わせるデュアル・フォーマット・インメモリ・アーキテクチャにより、分析、データウェアハウス、レポート生成におけるデータベースの処理性能を飛躍的に向上させ、同時にオンライン・トランザクション処理(OLTP)の高速化も図ることができます。これにより企業は、ビジネス上の洞察をリアルタイムに得ることで、より優れた意思決定が可能となると同時に、トランザクションの処理性能を向上することができます。
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ完全に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
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オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を完全に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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