ネットエイジア調べ  「喫煙者のマナーが平成時代と比べて 良くなっていると思う」非喫煙者の50%

~非喫煙者意識調査2022~

インターネットリサーチ(http://www.mobile-research.jp/)を展開するネットエイジア株式会社(http://www.netasia.co.jp/)(本社:東京都中央区、代表取締役:三清 慎一郎、以下ネットエイジア)は、2022年4月20日~4月21日の2日間、「非喫煙者意識調査」をインターネットリサーチにより実施し、現在たばこを吸っていない20歳~69歳の男女1,000名の回答を集計いたしました。
今後もネットエイジアでは、世の中の関心が高いテーマの調査、今後のトレンドを占える調査など、マーケティングシーンで役立つさまざまな情報をインターネットリサーチによりタイムリーに提供してまいります。

[調査結果]
《世界禁煙デーについて》
◆5月31日は“世界禁煙デー” 非喫煙者の認知率は14%
◆「世界禁煙デーにおける禁煙・受動喫煙防止の普及啓発活動に賛成」非喫煙者の88%

世界保健機関(WHO)は、毎年5月31日を“世界禁煙デー”と定めている。そこで、現在たばこを吸っていない20歳~69歳の男女(以下「非喫煙者」)1,000名(全回答者)を対象に、喫煙や喫煙者に関する意識・経験について調査を行った。

はじめに、全回答者(1,000名)に、毎年5月31日が“世界禁煙デー”であることを知っていたか聞いたところ、認知率(「知っていた」の割合)は13.9%となった。

毎年5月31日が“世界禁煙デー”であることを知っていたか

“世界禁煙デー”には、禁煙や受動喫煙防止に関する普及啓発活動が行われている。このような“世界禁煙デー”の取り組みに賛成か、反対か聞いたところ、「非常に賛成」が37.3%、「やや賛成」が51.0%で、合計した『賛成(計)』は88.3%、「非常に反対」が2.9%、「やや反対」が8.8%で、合計した『反対(計)』は11.7%となった。“世界禁煙デー”の取り組みに対しては、非喫煙者の大多数が賛成姿勢を示した。

“世界禁煙デー”の取り組みに賛成か、反対か

《喫煙者に関する意識》
◆「“喫煙者はマナーが悪い”と決めつけることに違和感を覚える」非喫煙者の56%

全回答者(1,000名)に、喫煙者に対する意識について質問した。

喫煙者は全員がマナーの悪い人だと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が7.1%、「ややそう思う」が26.1%で、合計した『そう思う(計)』は33.2%、「全くそう思わない」が18.9%、「あまりそう思わない」が47.9%で、合計した『そう思わない(計)』は66.8%となった。たばこを吸っている人全員が、マナーに反する行動をとっていると考える人は、非喫煙者の3割強となった。

喫煙者は全員がマナーの悪い人だと思うか

他方、「喫煙者はマナーが悪い」と決めつけることに違和感を覚えるか聞いたところ、「非常に違和感を覚える」が10.1%、「やや違和感を覚える」が46.2%で、合計した『違和感を覚える(計)』は56.3%、「全く違和感を覚えない」は10.6%、「あまり違和感を覚えない」は33.1%で、合計した『違和感を覚えない(計)』は43.7%となった。“喫煙者=マナーの悪い人”という先入観を持つことに対しては、否定的な姿勢の人が多いようだ。

「喫煙者はマナーが悪い」と決めつけることに違和感を覚えるか

◆「喫煙者のマナーが平成時代と比べて良くなっていると思う」非喫煙者の50%

【マナーを守っている喫煙者を自己管理能力の高い人だと思う】では『そう思う(計)』は53.8%、『そう思わない(計)』は46.2%となった。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は50代(64.5%)と60代(62.5%)で特に高くなった。

マナーを守っている喫煙者を自己管理能力の高い人だと思うか

【喫煙者のマナーが平成時代と比べて良くなっていると思う】では『そう思う(計)』(50.4%)と『そう思わない(計)』(49.6%)が拮抗する結果となった。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は30代(60.5%)が最も高くなった。

喫煙者のマナーが平成時代と比べて良くなっていると思うか

《喫煙に関する意識・経験》
◆「喫煙者と一緒にいて、喫煙を原因とする問題で不快に感じたことがある」非喫煙者の65%
◆「周囲の迷惑にならないようマナーを守っていればたばこを吸っても良いと思う」非喫煙者の66%

非喫煙者は、周囲の人がたばこを吸うことについて、どのように感じているのだろうか。

全回答者(1,000名)に、喫煙者と一緒にいて、喫煙を原因とする問題で不快に感じたことはあるか聞いたところ、「よくある」が22.4%、「たまにある」が42.3%で、合計した『ある(計)』は64.7%、「全くない」が6.8%、「あまりない」が28.5%で、合計した『ない(計)』は35.3%となった。

喫煙者と一緒にいて、喫煙を原因とする問題で不快に感じたことはあるか

周囲の迷惑にならないようマナーを守っていればたばこを吸っても良いと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は66.3%、『そう思わない(計)』は33.7%となった。周囲の人を不快にさせないようマナーを順守しているのであれば、たばこを吸うこと自体は問題ないと考える非喫煙者が多いようだ。

周囲の迷惑にならないようマナーを守っていればたばこを吸っても良いと思うか

《仕事と喫煙・禁煙に関する意識》
◆「喫煙者は仕事ができない人だとは思わない」非喫煙有職者の85%

非喫煙者は、喫煙習慣と仕事力の関係について、どのような考えを持っているのだろうか。

有職者(655名)に、喫煙者は仕事ができない人だと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は15.4%、『そう思わない(計)』は84.6%となった。喫煙習慣を業務能力の評価に結び付けることは合理的でないと考える人が多いようだ。
男女・年代別にみると、『そう思わない(計)』と回答した人の割合は、30代女性(93.1%)と60代女性(93.5%)では9割以上となった。

喫煙者は仕事ができない人だと思うか

◆「仕事・業務をきちんと遂行していればたばこ休憩をしてもいいと思う」非喫煙有職者の62%

有職者(655名)に、喫煙スペースなどでたばこを吸うために離席する“たばこ休憩”に対する考えを聞いた。

【受動喫煙防止など周囲に配慮していればたばこ休憩をしてもいいと思う】か聞いたところ、『そう思う(計)』は57.9%、『そう思わない(計)』は42.1%となった。周囲の人への配慮がなされていれば、たばこ休憩を容認できるという人が多数派となった。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は30代(66.0%)が最も高くなった。
また、喫煙経験別にみると、喫煙経験がある人(182名)では『そう思う(計)』は64.3%と、喫煙経験がない人(473名)(55.4%)と比べて8.9ポイント高くなった。

受動喫煙防止など周囲に配慮していればたばこ休憩をしてもいいと思うか

【仕事・業務をきちんと遂行していればたばこ休憩をしてもいいと思う】では『そう思う(計)』は61.7%、『そう思わない(計)』は38.3%となった。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は30代(68.1%)が最も高くなった。

仕事・業務をきちんと遂行していればたばこ休憩をしてもいいと思うか

◆「企業がテレワーク時まで従業員に禁煙を求めることはやり過ぎだと思う」非喫煙有職者の65%
 
有職者(655名)に、企業による休憩中やテレワーク時の禁煙の要請について質問した。

【企業が休憩中まで従業員に禁煙を求めることはやり過ぎだと思う】では『そう思う(計)』は56.2%となった。労働基準法で休憩中の行動は原則自由と定められているため、休憩中の禁煙の要請について疑問を感じる人が多いようだ。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は30代(61.1%)が最も高くなった。
また、喫煙経験別にみると、喫煙経験がある人では『そう思う(計)』は62.6%と、喫煙経験がない人(53.7%)と比べて8.9ポイント高くなった。

企業が休憩中まで従業員に禁煙を求めることはやり過ぎだと思うか

また、【企業がテレワーク時まで従業員に禁煙を求めることはやり過ぎだと思う】では『そう思う(計)』は64.7%となった。テレワーク時の喫煙に対して企業が干渉することに否定的な意見を持つ人が多数派となった。
喫煙経験別にみると、喫煙経験がある人では『そう思う(計)』は69.8%と、喫煙経験がない人(62.8%)と比べて7.0ポイント高くなった。

企業がテレワーク時まで従業員に禁煙を求めることはやり過ぎだと思うか

《ドラマ・映画の喫煙シーンに関する意識》
◆「ドラマ・映画の喫煙シーンを許容できる」非喫煙者の74%、30代女性非喫煙者では85%

全回答者(1,000名)に、テレビドラマや映画の演出として喫煙シーンが出てくることを許容できるか聞いたところ、「許容できる」が35.4%、「やや許容できる」が38.5%で、合計した『許容できる(計)』は73.9%、「許容できない」が6.1%、「あまり許容できない」が20.0%で、合計した『許容できない(計)』は26.1%となった。ドラマや映画の登場人物が喫煙しているシーンを受け入れられないと思う非喫煙者は少数派であることがわかった。
男女・年代別にみると、『許容できる(計)』と回答した人の割合は20代女性(82.0%)と30代女性(85.0%)では8割以上となった。

テレビドラマや映画の演出として喫煙シーンが出てくることを許容できるか

《喫煙・禁煙とアニメキャラクター》
◆喫煙姿が印象的なアニメキャラクター 1位「次元大介」
◆禁煙を勧めたいアニメキャラクター 1位「サンジ」

最後に、“喫煙・禁煙”をテーマに、イメージに合うアニメキャラクターを聞いた。

全回答者(1,000名)に、喫煙姿が印象的なアニメキャラクターを聞いたところ、1位「次元大介(ルパン三世)」(177名)、2位「サンジ(ONE PIECE)」(106名)、3位「ルパン三世(ルパン三世)」(86名)、4位「ゴルゴ13(ゴルゴ13)」(28名)、5位「ポパイ(ポパイ)」(22名)となった。帽子を目深にかぶり、クールな表情でヨレヨレのたばこをくわえる姿が印象的な「次元大介」が1位となった。

喫煙姿が印象的なアニメキャラクター

また、禁煙を勧めたいアニメキャラクターを聞いたところ、1位「サンジ(ONE PIECE)」(76名)、2位「次元大介(ルパン三世)」(55名)、3位「ルパン三世(ルパン三世)」(46名)、4位「土方十四郎(銀魂)」(15名)、5位「毛利小五郎(名探偵コナン)」(13名)となった。ヘビースモーカーの料理人という設定の「サンジ」に対しては、調理中にもたばこを吸い続けるという描写があるためか、禁煙を勧めたいと考える人が多いようだ。

禁煙を勧めたいアニメキャラクター
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