【特別連載】東日本大震災 つながる出会い

工藤真弓さん×編集長『椿の“いのちを守る避難路”』

東日本大震災の後、復興活動を行う多くの人に出会いました。
起こってしまった災害に、自分はどう向き合い、何ができるのか、戸惑いながらも前を向いて歩き続ける人々の言葉は、復興するまちを支える力強さを感じました。
その取り組みやその後の様子など、10年という年月を経て、今どのようなカタチになっているか、編集長が再び会いに行きました。

南三陸町にお住まいの工藤真弓さん。900年の歴史がある上山八幡宮の禰宜という神職を務められています。
震災時、町内のスーパーでひとり買い物をしている時、地震が発生。大きな揺れの中、息子さんの名前を呼び続けたそうです。
自転車で慌てて帰り、家族の無事を確認すると避難を始めます。近くの避難エリアにも波が来るかもしれないと、さらに高い避難所を目指して走り出します。
そこから長い避難生活が始まり、南三陸町に戻って来られてからは、このまちをもう一度作り直すため、自分達にできるさまざまな活動をされてきました。…


AIが記事を作成しています