システムフロンティアと日本オラクル、国際会計基準に向けた自動仕訳生成システムの提案で協業開始

株式会社システムフロンティア(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:和田 恒治、以下 システムフロンティア)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、国際会計基準対応に向けて必要となる複数会計基準に対応した自動仕訳生成システムの提案で協業を開始することを発表します。

2015年には日本の上場企業を対象に国際会計基準への対応が要求されます。対応に向けては既存の基幹系システムの刷新もしくは改修が必要になるといわれています。中でも重要な課題のひとつが、日本基準と国際会計基準、さらにはその他の地域における会計基準に対応した決算書を同時に作成するために必要な複数会計基準の仕訳生成と勘定元帳対策です。

本協業は、オラクルのERP製品「Oracle E-Business Suite R12」の会計アプリケーション「Oracle General Ledger」と自動仕訳生成アプリケーション「Oracle Sub Ledger Accounting」に、システムフロンティアが開発した既存の基幹系システムなど外部システムとの連携強化を可能にする機能を付加し、さらに複数会計基準仕訳パターンの設定を支援するツール「LASAI Booster」を組み合わせて共同で提案していくものです。

「LASAI Booster」は、1月末より提供開始される初版リリースでは日本会計基準と国際会計基準に対応しており、業界を問わず一般的に企業で必要となる800種類以上の仕訳パターンを標準で装備しています。加えて金融業界等で必要とされる特有の基準や、米国基準などその他の地域の会計基準にも今後対応することを予定しています。同ツールを活用することで、日本会計基準と国際会計基準の仕訳パターンの参照や差分の確認、各企業に対応した勘定科目の変換、仕訳パターンの変更・修正項目の確認や履歴保存などが、情報の把握と操作が容易なユーザー画面を通して実行できます。

同ツールを用いた事前検証作業の結果、国際会計基準ならびに各国各地域の会計基準に必要となる新しい仕訳パターンが決定されると、金融業界における勘定系システムや製造業における受発注管理システムなど会計システムとのデータ連携が必要な他の基幹系システムにまで求められる改修要件や新たなインターフェース構造()などが記載された仕様書が自動的に作成されます。作成された仕様書に基づき、基幹システムでは新たな会計基準に対応するための改修作業を適確かつ効率的に進めることができます。
(
)インターフェース構造:別々のシステム間で送受信されるデータの形式やデータ連携の仕組みや構造

「LASAI Booster」により設定された各会計基準の仕訳パターンを「Oracle E-Business Suite R12」による会計システムに取り込む機能は標準で実装されています。この機能により会計システムには自動的に各国各地域基準に対応した仕訳パターンが反映され、複数自動仕訳と複数勘定元帳転記を効率的かつ正確に実行することが可能になります。

「LASAI Booster」を活用することで手作業によるパターン設定に比べ大幅な作業効率化を支援します。また稼働開始後の会計制度変更に対しても、適時必要となる制度対応を組み込んだ「LASAI Booster」の最新バージョンを使用することによって最新制度への速やかな対応を可能にし、安定したシステム運用を維持します。なお、「LASAI」の開発に当たっては、中京大学経営学部 学部長 吉田康英教授に監修していただいています。

参考リンク:「LASAI」概要
http://www.sfrontier.co.jp/homepage/lasai/index.html

日本オラクルの国際会計基準への取り組み
http://www.oracle.co.jp/campaign/cfo/ifrs/index.html

「Oracle E-Business Suite R12」財務会計アプリケーション概要
http://www.oracle.co.jp/campaign/cfo/solution/fms/index.html

「Oracle E-Business Suite R12」財務会計アプリケーション顧客事例
http://www.oracle.co.jp/campaign/cfo/showcase/fms_case.html

●吉田康英氏 略歴
1992年筑波大学大学院修士課程経営・政策科学研究科企業法学専攻修了し、修士を取得する。1986年公認会計士、1994年米国公認会計士(カリフォルニア州)として登録。1996年さくら銀行(当時)を退職し、中京大学経営学部の助教授に就任。2003年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程後期過程修了にて博士(経済学)を取得。2005年中京大学経営学部教授、2009年には同学部長に就任して現在に至る。
(主要著書)
「金融商品の時価会計論-会計とファイナンスの融合-」1999年 税務経理協会
「金融商品の会計基準-国際基準・米国基準・日本基準の比較-」2001年 税務経理協会
「金融商品会計論-キャッシュフローとリスクの会計-」2003年 税務経理協会

●システムフロンティアについて
株式会社システムフロンティアは、1987年に業務アプリケーション開発会社として設立されました。2000年には関連企業であるシステム運用会社と統合し、システムの構築からカットオーバー後の運用保守サービスまで、アプリケーションシステムに合わせたトータルソリューション/サービスを提供しています。とりわけOracle E-Business Suiteの会計分野において多数の経験と実績を有します。従業員数:200名(2009年12月末)

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数2,129名(2009 年 11月末現在)。

■報道関係者からのお問い合わせ
株式会社システムフロンティア  営業部 広報担当 吉田 
TEL:03-6892-6801 FAX:03-6892-6807 E-mail:Miki.Yoshida@sfrontier.co.jp

日本オラクル株式会社 広報室 石川
TEL:03-6834-4834 FAX:03-6834-6144 E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
YouTube日本オラクル広報チャネル http://jp.youtube.com/user/oraclejapanpr

*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
*その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。
*「LASAI」は、株式会社システムフロンティアの登録商標(出願済)です。

ジャンル:
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