日本オラクル、ミラクル・リナックスがゼンリンデータコムのネットワーク型地図情報サービス稼動をLinux環境で支援

日本オラクル株式会社(本社：千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長：新宅正明)とミラクル・リナックス株式会社（本社：東京都港区赤坂4-1-30 代表取締役社長 茂木正之）は、株式会社ゼンリンデータコム（本社：東京都渋谷区恵比寿4-20-3 代表取締役社長　林　秀美）の最新地図情報提供サービス『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』のシステム基盤に「MIRACLE　LINUX Standard Edition V2.0」と「Progart/Local Cluster Enterprise for　Linux」、「Oracle9i Enterprise Edition R9.0.1 for Linux」、が採用され、安定稼動していることを発表します。

『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』は、2001年12月25日より開始されたネットワーク型地図情報サービスです。ユーザはWebサイトにて会員登録および購入手続きを行い、その後、地図を利用するためのアプリケーションをダウンロードすることで、専用サーバーに蓄積された最新の地図情報をいつでもどこでも利用できます。現在はPC版のサービスを行っていますが、３月にはPDA版のサービス開始も予定され、より利用場面が拡大します。

『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』のシステムは、全国の道路地図データと建物の形が解る991都市の市街地図上に、メモ情報などのユーザデータを格納出来るもので、全国からのアクセスに対応します。今後は、さらに会員ユーザ数増加を見込んだシステムの拡張と変更が予想されています。

『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』はUNIXやWindowsに比べてコスト効率、運用効率で有利なことから、Linuxが採用されています。システム構築にあたり重要視されたのは、パラレルサーバを構築するLinux版「Oracle9i Real Application Clusters」への拡張、24時間365日稼動の中でのシステム変更、オンラインメンテナンス作業実現などです。これら全ての要求を実現できる「MIRACLE LINUX V2.0」、「Oracle9i Database for Linux」の組み合せが導入されました。また、NTTコムウェアが米POLYSERVE社と共同開発したソフトウェアクラスタ「Progart/Local Cluster Enterprise」を組みあわせることにより、商用UNIXと同等の可用性、拡張性を確保しながら、コストパフォーマンスのよいシステム構築が行われ、安定したサービスの提供を実現しています。

「MIRACLE LINUX V2.0」は、今後の大きなステップとして予定されているLinux版「Oracle9i Real Application Clusters」への対応、24時間365日の運用にも耐えられる信頼性・安定性の高さ、技術・サポート体制が評価されました。本システムは、製品出荷から2ヶ月間という短期間にて構築されました。

本サービスのシステムの構築にあたっては、株式会社シーズ・ラボ（本社：札幌市北区北７条西６丁目１番地　代表取締役社長　山田 二郎）が担当しています。同社では、今後は更なる利用範囲の拡大及び地図情報の有効活用を目指し、機能拡張、サービス拡大に向け順次開発を進めています。同システムのデータベースサーバーを構築した株式会社シーズ・ラボ　ITソリューション部玉川敏一氏は、「今後はサーバーリソースの有効利用及び高可用性を目指してLinux版「Oracle9i Real Application Clusters」の早期リリースに期待し、導入検討を進めて行きたい。」と述べています。

尚、『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』の詳細は、『Zm@p on net（ゼットマップ オン ネット）』のホームページ
(http://www.zmap.net/）をご参照ください。

■ 本件に関する報道関係お問合せ先：
　ミラクル・リナックス株式会社　製品本部　マーケティング部　渡辺 雅子　　
　日本オラクル株式会社 広報部 玉川 岳郎
　プレスルーム　http://www.oracle.co.jp/press/

Oracle9iはOracle Corporationの商標または登録商標です。
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
その他会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。