テニスコート砂入り人工芝の マイクロプラスチック対策ガイドラインを 多摩市が国内初策定しました
多摩市は令和4年度より人工芝製造企業3社(住友ゴム工業株式会社、積水樹脂株式会社、大嘉産業株式会社)との連携によりテニスコートの砂入り人工芝から発生するマイクロプラスチックの流出抑制の実証実験を行ってきました。この2年間の実証実験の成果をガイドラインとして策定し、公表しました。
1 国内初のガイドライン
テニスコート砂入り人工芝のマイクロプラスチック対策ガイドラインとしては国内初策定となります。スポーツ用人工芝のガイドライン策定例としては、公益財団法人日本スポーツ施設協会屋外施設部会(令和3年5月発行)及び大阪府(令和5年3月発行)があるものの、それぞれの主な内容はサッカー場などで使用されるロングパイルの人工芝に関する内容となっています。
東京都内の公共スポーツ施設ではロングパイル人工芝施設が約140面に対して砂入り人工芝のテニスコートは約800面あり、広くマイクロプラスチック対策を行ううえでは砂入り人工芝のマイクロプラスチック対策が重要になり、ガイドライン策定の意義は大きいと考えています。
2 ガイドライン策定のポイント
・効果的なマイクロプラスチック対策の実施
・全国のテニスコート管理者等との情報共有
・マイクロプラスチック対策を社会に広める
3 ガイドライン策定の構成
(1) 概要:ガイドラインの目的やガイドライン策定の背景や経過を記載
(2) 人工芝の種類・特徴:スポーツ用人工芝の種類やガイドラインの対象となる人工芝等を記載
(3) マイクロプラスチック発生状況:マイクロプラスチックの特徴や発生時期・発生量、流出経路を記載
(4) 流出抑制対策:流出対策フィルターの種類や設置方法、維持管理、対策の課題について記載
(5) 私たちに出来ること:市民一人ひとりが取り組むことの出来るマイクロプラスチック対策を記載
4 ガイドラインはホームページで公開しています
ホームページに情報を掲載しています
https://www.city.tama.lg.jp/map/sports/tennis/1003856.html