日本オラクル、公益業界向けアプリケーション製品の最新版を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、電力・ガス・水道などの公益業界向けアプリケーション製品「Oracle Utilities」の最新版を本日より提供開始することを発表します。
「Oracle Utilities」は、電力・ガス・水道など公益業界向けに特化し料金・顧客管理、自動配電管理、メーターデータ管理、作業管理など、配電から小売業務までを支援するアプリケーション製品です。本製品の最新版では、従来製品に比べ、料金・顧客管理とメーターデータ管理の機能を強化しています。
最新版にて機能を強化したアプリケーションは、料金・顧客管理アプリケーション「Oracle Utilities Customer Care and Billing 2.4(オラクル・ユーティリティーズ・カスタマー・ケア・アンド・ビリング)」、メーターデータ管理アプリケーション「Oracle Meter Data Management 2.1(オラクル・ユーティリティーズ・メーター・データ・マネジメント)」、スマートグリッドネットワークと統合するためのアプリケーション「Oracle Smart Grid Gateway(オラクル・スマートグリッド・ゲートウェイ)」になります。
「Oracle Utilities Customer Care and Billing 2.4」は、公益事業の販売業務に必要な料金設定、マーケティング、販売、顧客サービス、契約管理、検針、請求管理、メーターおよび機器管理、保守・点検作業など各種機能を提供する顧客管理と料金アプリケーションです。最新版では以下の点が強化されています。
・最新の開発フレームワーク「Oracle Utilities Application Framework」に対応することで、公益企業が必要とする機能拡張のカスタマイズが可能
・スマートグリッド向けの新しい料金計算エンジンの追加
スマートメーターの導入にともない多様化する料金単価、料金計算の変更に柔軟な対応ができるような料金構造の見直しと新たな計算ルールを適用
・アーキテクチャの改善
業界標準であるJavaを多く採用することで、技術者の確保や他システムとの親和性が高まり、システム構築の開発効率を向上
「Oracle Meter Data Management 2.1」は、スマートメーターが送信する様々なデータを検証・格納し、データを他のシステムと連携するアプリケーションです。最新版では以下の点が強化されています。
・電力、ガス、水道の使用量、利用状況の記録および監査を実施する機能を追加
・料金計算に必要となるメーターデータの集計処理を新たに追加
「Oracle Smart Grid Gateway」は、データ収集および通信制御を行う装置であるヘッドエンド特有のデータ形式をメーター機器向けデータ形式に変換するアダプターを提供する製品です。最新版では以下の点が強化されています。
・アダプター機能により、スマートメーターの事業者やメーター機器を接続する複数のスマートグリッドの基盤(Advanced Meter Infrastructure: AMI)に対応
・様々なスマートメーターおよび機器への遠隔操作が可能になり、複数の遠隔操作を集約し、一元的な操作を可能にすることで、業務効率の向上に貢献
日本オラクルは、「Oracle Utilities」の最新版の提供を通じて、電力、ガス、水道業界の事業を支えるITシステムの基盤を支援します。
●「Oracle Utilities」について
電力・ガス・水道など公益業界向けに特化し料金顧客管理、自動配電管理、メーターデータ管理、作業管理など、配電から小売業務までを支援するアプリケーション製品です。海外での導入事例はさまざまな国にわたり、すでに数百社にもおよぶ導入事例があります。多くの導入事例から学んだ業界ナレッジが生かされたソリューションです。詳しくは、http://www.oracle.com/goto/utilitiesをご覧ください。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 小林
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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