岡山理科大学大学院楠瀬さん 国際会議で2度目のベストプレゼン賞/検査ロボットの研究発表
岡山理科大学(岡山市北区理大町)大学院工学研究科修士課程・知能機械工学専攻の楠瀬系知(くすのせ・けいち)さんが2019年9月末、ロボットや高度オートメーション技術の発表の場となる東京での国際会議で、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。楠瀬さんの同賞受賞は工学部4年時、香港で行われた国際会議に続いて2度目です。
参加したのは「ICIMA2019(International Conference on Intelligent Manufacturing and Automation Engineering)」。9月27~30日に開かれました。楠瀬さんは「伸縮型フレキシブル空気圧アクチュエータを用いた繊毛型パイプ検査ロボットの開発(Development of Cilia Type Pipe Inspection Robot Using Extension Type Flexible Pneumatic Actuators)」というタイトルで、柔軟な空気圧アクチュエータを3つ使って、複雑な配管をスムーズに移動できる検査ロボットに関する研究を発表しました。
発表セッションでは、日本人は楠瀬さんを含め2人のみで、他はマレーシア、台湾、中国の教員や博士課程の学生でした。楠瀬さんは「理大に入学した時は、国際会議で発表するなんて夢にも思っていませんでした。これまでいろいろな経験ができました。受賞を励みに、社会に出てからもさまざまなことにチャレンジしたい」と話しています。
指導教員の赤木徹也教授は「英語は多少もたついたものの、審査員から『新規性や有用性、英語のプレゼン能力などの評価項目で、1つ(英語)を除いて最高得点の評価だった』とのコメントをいただいた。同じ学会に参加した後輩の面倒もよくみていました。本当によくやった」と楠瀬さんの成長と努力をたたえています。
【岡山理科大学について】
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1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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