リクルート、日本最大級のWeb開発コンテスト「Mashup Awards 6」審査結果を発表!
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼 CEO :柏木斉、以下リクルート)が主幹事を務める『Mashup Awards』実行委員会は、複数のAPIを組み合わせて開発された新しいWebサービスを、企画、アイデア、技術の側面から審査・評価するコンテスト「Mashup Awards 6」の審査結果を、12月4日(土)の表彰式において下記のとおり発表致しました。
▼「Mashup Awards 6」審査結果はコチラ(公式サイト)
http://mashupaward.jp
第6回目の開催となる今回の応募作品は544作品が集まり、この中から厳正な選考を行った結果、最優秀賞には、『育児日記EmiriSystem』が選ばれました。子供など、大切な人の写真を日にちごとにカレンダーのように保存でき、スマートフォンやテレビなど様々なデバイスで再生・共有可能な作品です。育児という日常に根づいたテーマに用途を絞り、自らの体験からユーザーのことを考え尽くした上で、必要な機能の開発や、様々なデバイスに対応した完成度が高く評価されました。なお最優秀賞の受賞者には100万円が贈呈されます。最優秀賞、特別審査員賞、優秀賞の受賞作品と作者は下記の通りです。
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○最優秀賞:『育児日記EmiriSystem』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/89/
○優秀賞:『安心レーダー』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/484/
○優秀賞:『Tag Tansu:洋服とWebをつなぐマッシュアップ・クローゼット』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/514/
○優秀賞:『Twiccha(ツイッチャ)』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/221/
○優秀賞:『テリトリ』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/145/
○特別審査員賞(勝間和代さん):『YARUKIDAS-ヤルキダス- モチベーションが加速するソーシャルTODOサービス』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/90/
○特別審査員賞(広瀬香美さん):『gadgetOS』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/371/
○特別審査員賞(小飼弾さん):『オンラインコード共有ツール Codetype』
http://ma6works.mashupaward.jp/oubo/523/
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◆総評
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今回のアワードは、協力企業数64社、対象となるAPI・リソース数が222種にも上り、前回「Mashup Awards 5」を超える最大規模でのコンテスト開催となりました。
国内でAPIを提供する多くの企業の協力を得て、Webエンジニア・制作者を盛り上げる1年に1度のお祭りとして定着してきた感があります。その結果、応募作品数についても、過去最多となる544作品が集まりました。
・応募作品数:544作品(前回346作品)+57%
・参加登録者数:690名(前回582名)+19%
・協力企業・団体数:64社(前回53社)+20%
・対象API・リソース数:222(前回178)+25%
今回から新規導入した日帰り開発合宿形式のイベント「Mashup Camp」では、開催した全7回で計57作品が誕生しました。これも応募作品数の増加に繋がったことに加えて、企業のエンジニアと応募者が時間と場所を共有し、協力して作品制作に取り組むことで、開発者同士の新しい気づきや出会い、幅広い作品制作のアイデアが生まれる場となりました。
今回の応募作品をみると、生活に寄りそった身近なテーマを扱った作品が目立ちました。例えば、ジョギング、ドライブ、防犯、家計簿など、ユーザの利用シーンを明確にイメージして制作された作品が多く提案されたことは、今回の特徴と言えます。実用に耐える完成度を備えつつ、気軽に便利に使える作品が、多様なテーマで応募されました。このような作品がさらに成長して、日々の生活の中に溶け込んでくることで、私たちの生活をより豊かに、より良くしてくれることを期待しています。
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◆今回の注目トピックス
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○スマートフォン向けアプリケーションの進化
前回の約3倍にのぼる109作品が、Android・iPhoneといったスマートフォンに対応した作品でした。作品数が増えただけでなく、ビジュアル面でもHTML5等によって格段に表現力が向上しており、スマートフォン向け作品の完成度が、PC向け作品に近づいてきた印象があります。またGPSの活用でも、近隣地域の情報を検索するだけに留まらず、スマートフォンユーザ同士がお互いの位置を特定することによって新しいコミュニケーションを発生させるような作品も目立ちました。
○マルチプラットフォーム、様々なデバイスへの展開
PC・スマートフォン向けの作品以外でも、テレビや電子書籍リーダー、デジタルフォトフレーム、その他にはタンスやテーブル、ぬいぐるみまで、作品がターゲットとするデバイスやプラットフォームの幅が広がりました。
身近にあるリアルなデバイスをWeb上の各種サービスと連携させることで、ユーザに新しい楽しみ方を提案するような作品が多く見られました。
○100作品がPaaS型のクラウドインフラを活用
クライアント側のデバイスの多様化に対し、サーバ側のインフラ技術面については、PaaS(Platform as a Service)型のクラウドインフラを利用した作品が前回の約2倍の100作品に増加しました。PaaSを利用するメリットとしては、初期や運用のコスト、またスケールアウトが可能な点がまず挙げられますが、それに加えて、アプリ開発者がインフラ構築でなく作品自体の開発に作業を集中できる点が特に重要と考えられます。インフラをPaaSに任せることで、より幅広い開発者が作品を制作しやすい環境が整ってきたと言えるでしょう。
●参加協力企業64社(五十音順)
アドビ システムズ株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、グーグル株式会社、KDDI株式会社、サイボウズ株式会社、ソニー株式会社、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、日本放送協会、ペイパルジャパン株式会社、ヤフー株式会社、株式会社リクルート 他52社
●概要(※すでに応募期間は終了しております)
・応募条件:参加協力企業が提供するWeb APIを少なくとも1つ利用すること。
(プログラムコード、開発ツール、ホスティングサービスの利用は必須条件ではありません)
・エントリー期間:2010年9月8日(水)~2010年11月8日(月)
・審査基準:アイデア-独自性、新規性、優れた着眼点、発展可能性
:完成度-実用性、ユーザビリティ、エンタテイメント性
:デザイン-芸術性、優れた表現技法
▼「Mashup Awards 6」審査結果はコチラ(公式サイト)
http://mashupaward.jp
▼リクルートについて
http://www.recruit.co.jp