日本初、米国Science誌との共同Prize設立 ～腸内細菌叢分野の研究を加速～
NOSTER & Science Microbiome Prize
医薬品の研究開発・製造販売と、機能性食品の研究開発を手がける日東薬品工業株式会社(本社：京都府向日市、代表取締役社長：北尾 哲郎、以下「日東薬品」)は、世界的に権威のある学術誌Scienceを発行する米国科学振興協会*1と共同Prize設立に関する契約を締結し、調印をAAASのワシントン本部にて行いました。
「NOSTER & Science Microbiome Prize」サイトURL： https://www.sciencemag.org/prizes/noster-science-microbiome-prize
日東薬品NOSTERサイトURL： https://www.nitto-pharma.co.jp/mycology/noster/
「NOSTER & Science Microbiome Prize」の設立
近年、腸内細菌叢研究が飛躍的に発展し、癌や免疫疾患、消化器疾患など様々な疾患に腸内細菌叢が関連することが明らかになりつつあり、腸内細菌をコントロールする治療法が期待されています。
この度、本分野のさらなる発展に貢献すべく、Science/AAASとの共同Prizeを日本企業として初めて設立いたしました。「NOSTER & Science Microbiome Prize」と名付けたこのPrizeは、Microbiome(腸内細菌叢等)研究にフォーカスした世界規模の賞であり、当社の戦略的バイオ研究部門であるNOSTER(R)(ノステル)[*2]と米国学術誌Scienceのコラボレーションとなります。本賞は、Microbiome分野における世界中の有望な若手研究者を支援し、Microbiome研究の更なる発展を目的とします。2019年9月より応募が開始され、選考はScienceのEditorの管轄のもと厳正かつ公正に行われます。グランプリ受賞者の小論はScience誌に掲載され、入賞者の小論はScienceのウェブサイトに掲示されます。(URL： https://www.sciencemag.org/prizes/noster-science-microbiome-prize )
日東薬品は、1947年の創立以来、腸内細菌の培養研究および機能性研究に注力してまいりました。この長年培った培養技術をもとに、さらに研究を加速させるため、2019年5月には「NOSTERバイオ研究所」を新設し、腸内細菌やポストバイオティクス[*3]による腸内細菌叢を標的とした、次世代医薬品の実現を目指しています。
注釈
[*1]米国科学振興協会： https://www.aaas.org/
American Association for the Advancement of Science(AAAS)
世界最大の総合科学協会であり非営利組織です。1848年の創立以来、万人の利益のために科学の発展に寄与することをミッションとし、権威ある学術誌Science、及び姉妹誌Science Translational Medicine、Science Signaling、Science Immunology、Science Robotics、Science Advancesを発行しています。
[*2]NOSTER(R)(ノステル)：
独自の培養技術を基盤とした創薬研究をグローバルに加速させ、腸内細菌叢を標的とする次世代医薬品を実現すべく、2017年6月に導入した日東薬品工業の戦略的バイオ研究部門。
[*3]ポストバイオティクス：
乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌が産生する、宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす代謝物のことです。
日東薬品工業株式会社
代表者 ： 代表取締役社長 北尾 哲郎
所在地 ： 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容： 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL ： [日東薬品HP] http://www.nitto-pharma.co.jp
[NOSTERサイト] https://www.nitto-pharma.co.jp/mycology/noster/
[国際広報掲示板] http://nitto-pharma-ebulletin.jp/
