DOPGがWebサービス接続検証のオープンハウス実験を開始

分散オブジェクト推進協議会(DOPG: Distributed Object Promotion Group)は、SOAP製品間接続のためのテストケースを公開し、Webサービスに関する相互接続検証実験「オープンハウス実験」を開始しました。

本協議会は、今年4月23日、12社が参加し、9社のアプリケーションサーバ製品を用いて、Webサービス技術の基本通信機能であるSOAPの製品間接続性を確認し、実用的なレベルでの相互運用性の検証実験に成功しました。この検証実験について、業界内外からの反響が大きく、実験への参加要望を含め多くの問い合わせが寄せられています。そこで、検証で使用したテストケースを公開し、本協議会会員以外のSOAP製品との接続検証実験をおこなう場「オープンハウス」を提供します。

[オープンハウス実験概要]

実験期間：2002年9月2日〜9月20日（受付：9月2日〜9月10日）
実験内容：SOAP製品間でのデータ型網羅性に関する検証
実験方法：本協議会が実際に使用しているテストケースを用いて、検証実験に参加を希望するSOAP製品と、既に検証を済ませている本協議会会員数社との検証実験の場
を設け、同じテスト環境でSOAP相互接続性の検証実験をおこないます。詳細につきましてはDOPGのホームページを参照して下さい。

今回のオープンハウス実験の成果は、9月25日〜27日に横浜で開催されるJavaOne Tokyo カンファレンスにて、成果発表をおこないます。
なお、JavaOne TokyoではDOPG参加各社によるデモンストレーションも行ないます。デモンストレーションは、マルチベンダ環境におけるSOAP/EJBを介したアプリケーション間のメッセージングの相互接続であり、実際の実証実験に使用した「従業員のデータ検索/更新」プログラムを使用し、マルチベンダ環境で異なるアプリケーションサーバ製品が相互接続できることを検証します。

DOPGは1997年10月に設立された日本市場における分散オブジェクト技術の発展と普及を図るため、分散オブジェクトの普及、啓蒙と関連製品の相互接続性の実証を目的とする非営利団体です。現在の会員企業は、沖電気工業株式会社、コンパックコンピュータ株式会社、サイベース株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社、株式会社東芝、日本電気株式会社、日本アイオナテクノロジーズ株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本オラクル株式会社、日本ティーマックスソフト株式会社、日本ビー・イー・エー・システムズ株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社、ボーランド株式会社、三菱電機株式会社の16社です。
本協議会は、これまでCORBA/IIOPの相互接続検証、IIOP相互接続プログラムの公開、トランザクションサービスの相互接続検証、セキュリティサービス(IIOP-SSL)の相互接続検証、EJBの相互接続検証など、相互接続をキーワードとして、分散オブジェクト技術のプロモーションに大きく貢献してきました。今後も今回のような活動を通して、更なるIT技術の発展に寄与してまいります。

■ ホームページ
分散オブジェクト推進協議会の公式ホームページ
URL：http://www.dopg.gr.jp/

■ 他社商品名称に関する表示
・CORBA は、Object Management Group の登録商標です。
・CORBA は、Object Management Group が提唱する分散処理環境アーキテクチャの名称です。
・Java 及びすべてのJava 関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
・他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

■ 本件に関するお問い合わせ先
分散オブジェクト推進協議会プロモーション分科会主査
（株）日立製作所情報・通信グループソフトウェア事業部
今城哲二(imajotji@itg.hitachi.co.jp)
Tel:０４４−５４９−１１３７

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(別紙1) 分散オブジェクト推進協議会メンバ(16 社、50 音順)