ツネイシクラフト&ファシリティーズ 来島海峡を渡る旅客船「くるしま丸」を竣工・引渡

 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(本社:広島県尾道市浦崎町1471番地8、代表取締役社長:神原潤)は2019年3月15日、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、有限会社くるしま向け19 総トン型アルミニウム合金製旅客船「くるしま丸」を竣工し、引き渡しました。

 「くるしま丸」は旅客定員58人で、愛媛県の波止浜港~来島~小島~馬島を結ぶ定期航路に就航します。レトロな船の外装をイメージしており、喫水線を境に赤と青のバイカラーを施しています。また自転車の積載が可能で、来島海峡の速い潮流に逆らい船首から着岸するため、船首が特殊な形状をしているのが特徴です。

~独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 共有船舶建企画管理部経営企画課 吉澤和利 課長補佐~ 
「有限会社くるしま様にとって、本船が20年ぶり3隻目の共有船の竣工となりますこと、心よりお祝い申し上げます。くるしま様にとって本船は一家の宝である子どもと同じであり、関係者の皆さまの生活を支えるかけがえのない存在です。本船の安全運航を祈念いたします」

~有限会社くるしま 片上勝充 代表取締役~
「本日のくるしま丸の竣工は、航路の島民の20年来の念願でした。生活物資の運搬や医療機関への通院など、島民の日々の生活に密着した航路です。ツネイシクラフト&ファシリティーズの皆さまにおかれましては、精魂こめて素晴らしい船を建造くださり、島民を代表して心より御礼申し上げます」

~ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社 神原潤 代表取締役社長~
「大切な生活航路を担う船を建造させて頂き、喜びで胸がいっぱいです。くるしま丸が地元の皆さまの大切な生活を守り、島を訪れる方々へ驚きと楽しみを提供できる船になることを願っております」

 ツネイシクラフト&ファシリティーズは今後も、建造船の安全性、耐航性、推進性などを高め、顧客のニーズに合わせた利便性の高い船づくりを目指していきます。

■「くるしま丸」について 
船種:19総トン型アルミニウム合金製旅客船
全長:18.36メートル
船幅:4.3メートル
深さ:1.5メートル
総トン数:19トン
速力:最大速力14.9ノット、航海速力8ノット
旅客定員:旅客58名、船員2名
建造所:ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社

■ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
アルミ船建造および修繕のクラフト事業・総合建設事業・救命艇事業を行っています。事業を通じて海上交通や暮らしの安全性、快適性を追及することで人々に快適な暮らしを提供し、未来と調和した新たな取り組みに挑戦しています。

URL:http://tsuneishi-fc.com/
代表取締役社長:神原 潤
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理、総合建設業、救命艇保守点検
設立:2010年12月
資本金:5,000万円
従業員:51人(2019年1月1日時点)
建造実績船種:旅客船、漁業取締船など
関連会社:株式会社ティエフシー http://touhoku-fc.com/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部 経営企画課
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323

竣工し現地へ出航
引渡書・受渡書の交換 (左から) 鉄道・運輸機構 古澤和利 共有船舶企画管理部課長補佐、有限会社くるしま 片上勝充 代表取締役、ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社 神原潤 代表取締役社長
愛媛県今治市の来島、小島、馬島の住民の生活を支える「くるしま丸」
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