スモールセルが拓く未利用周波数の価値 キャリアが求める、新しい放送波を使わない5倍の容量
株式会社グローバル インフォメーションは、Maravedis, Inc.が発行した報告書「Operator Strategies for Profitable Small Cell Networks 2012-2016 (収益性の高い小型セルネットワークのためのオペレーター戦略)」の販売を開始しました。
Maravedis-Rethinkの最新レポートによると、スモールセル基地局の3分の2は、2016年までに2.2GHz以上の帯域を導入すると予想されています(2013年は40%以下)。
公共の3Gおよび4Gネットワークにおいてスモールセルを利用すると、2.3GHz以上の周波数帯域の利用と価値が拡大します。キャリアがこの技術に投資する主な動機が、モバイルサービス向け高周波帯域の広大な容量を開放できる能力にあります。
同社の調査ディレクターで同レポートの主執筆者、Caroline Gabriel氏は次のように述べています。「高周波帯域は距離が短く、往々にして携帯電話のネットワークには非経済的でしたが、少数の人口だけをカバーすればよいスマートセルによって状況が変わりました。これは広大なデータ容量の開放を意味し、多くのキャリアは未使用周波数帯域を導入することで、5倍の容量を期待できます。」
同レポートでは3Gや4Gへのパブリックアクセススモールセルの導入が、2011年の3万から2016年には1130万に増加して設備投資費が4億米ドルに達し、5年間で10倍に増加すると予想しています。モバイル容量におけるこの大幅増は、新たな収益の流れをもたらし、3.5GHz帯域において見込まれる100MHzを含む、さらなる周波数の可用性によってさらに活性化されると見られます。
「こうした展開は、容量の最大量と周波数の効率性の開放が効率的に計画されていたら、事業上のメリットを新しいサービスをもたらすだけにとどまるでしょう」とGabriel氏は加えます。スモールセルネットワークは未使用周波数の容量を開放すると考えられ、その大部分が現在は低コストです。このことは4G周波数とデータサービスの経済的意味を変化させます。
もちろん障害も残ります。調査によれば、数百万のスモールセルの上りや、位置の保護、それらの効率的な管理が主要な問題点です。このレポートでは、これらの点について詳しく検証します。
市場調査レポート: 収益性の高い小型セルネットワークのためのオペレーター戦略
Operator Strategies for Profitable Small Cell Networks 2012-2016
http://www.gii.co.jp/report/mar250791-operator-strategies-profitable-small-cell-networks.html
出版日: 2012年09月19日
発行: Maravedis, Inc.
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