【宝グループトピックス】日本食を米国に浸透させてきた先駆者が目指す 新しい日本食文化の創造

宝ホールディングスWebサイトに宝グループのオススメコンテンツを紹介する「トピックス」コーナーを新設しました。直近の記事をご案内いたします。

<目次>
・ミューチャルトレーディング4代目社長が、寿司バー普及のきっかけに
・ラーメンのスープと麺を提供し、ラーメンブームの火付け役に
・日本食シェフの養成学校を開校
・米国最大規模の日本食レストランショーを開催
・酒器と和酒のペアリングで味わいが変わることを発見

ミューチャルトレーディング4代目社長が、寿司バー普及のきっかけに

 ミューチャルトレーディング(以下、MTC)はロサンゼルスで1926年に設立された。もうすぐ100周年を迎える老舗企業である。もともとは日系食品小売店10店舗が共同出資し、当時は在米日系人向けの食材輸入会社としての役割を担っていた。
 「日本食を通じて日本の文化を普及する」という一貫した理念を基盤として日本食普及の先駆者として事業を展開してきた。

MTC本社外観(ロサンゼルス)

 1971年には宝酒造から純米酒(「デラックス松竹梅」)の輸入を開始するなど宝グループとの取引がその後も長く続き、2016年に宝酒造インターナショナルグループ(当時は宝酒造)に参画した。北米に日本食文化を普及するという理念の一致が両社を引きつけ合ったからである。そのパイオニアぶりをMTCの大畑正敏社長はこう語る。
 「当社の4代目社長となる金井紀年(かないのりとし)が60年代にロサンゼルスで寿司文化を紹介した第一人者なのです。日本食と言えばまだ、すき焼き・天ぷらぐらいだった時代に、金井があるアメリカ人と知り合ったことがきっかけでした。その人は日本で食べた寿司をいたく気に入り、アメリカでも流行るはずだと確信し、リトルトーキョーでカウンターだけの小さな寿司バーを開店しようと言い出したのです。金井がそれに協力し、結果的に65年にオープンした『川福』につながり、アメリカ最初の本格的な寿司屋となりました。以降、大都市に寿司バーが広がる契機になりました」

MTC 大畑社長

 とは言え当時はまだ生魚や海苔が苦手な人たちも多く、アボカドやサーモン、マヨネーズを使ったカリフォルニア巻きなどが生まれ、形を変えながら広がっていった。海苔を隠すためにバックロールというシャリを表に出す裏巻きも登場した。時代は移り、今では表巻きの手巻き寿司が流行り、ONIGIRI(おにぎり)も人気となっている。

カリフォルニアロール

ラーメンのスープと麺を提供し、ラーメンブームの火付け役に

 現在、アメリカで大人気のラーメンの普及にもMTCが一役買っている。 「10年以上昔の話ですが、京都にある調味料メーカーが米国でのラーメンスープの販売に興味があることを知り、当社は先方と提携することにしました。」(大畑社長)
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